日銀が今週の政策決定会合で据え置きを公算、展望レポートの文言次第で来年の利上げ判断に影響する可能性がある。基調的物価上昇率が2%到達と認められるかが焦点となる。
日銀は今週29、30日に開催される金融政策決定会合で、予想どおり政策金利の据え置きを決める公算が大きい。市場は10月の利上げ確率を低く見ており、次回の利上げは12月になると見込まれている。
注目点は展望レポートに記載される物価と金融政策の先行きに関する記述だ。もし9月MPMと同様の文言が踏襲されれば、12月利上げの可能性が高まるとの見方が市場で広がる。
また基調的な物価上昇率が2%に到達したとの認定が示されれば、日銀のタカ派寄りの政策スタンスが強化される可能性が指摘される。これにより来年以降の利上げペースや機動的な対応の余地が議論の中心になる。
来年以降の金融政策では、中立金利との関係から利上げペースを事前に固定せずデータ依存で判断する方針が想定される。こうしたメッセージは、物価動向次第で連続利上げもあり得るという見方を市場に示す可能性がある。