日銀の利上げ期待を背景に、バリュー株が2025年来高値水準に接近している。BPRと予想EPRのファクターリターンの動きが主因とされ、今後は高株価モメンタムを持つバリュー銘柄の選別が焦点になる見通しだ。
日本株市場では中東情勢の不透明感からボラティリティが高い局面が続くが、3月後半以降にバリュー(割安)ファクターが再び上昇し、2025年来高値水準に接近している。2025年後半には予想EPRのプラス寄与が大きくなる一方、2026年初以降はBPRの優位性が目立つ展開が見込まれている。背景には日銀の今後の利上げ期待が高まっていることが挙げられる。
同時に、AIによる代替懸念が指摘される業種ではBPRが割高銘柄を中心にパフォーマンスが軟調となるケースがあるとされ、リターンの変動要因としてRIの低下が想定されている。低ベータ銘柄に加え高リビジョン銘柄など、業績拡大が期待できる銘柄の選別が有効になると解説されている。
日米のファクターリターンを比較すると、2026年以降は日系のバリューかつ高株価モメンタム銘柄が相対的に有利になる場面が多いと指摘される。日銀の利上げ期待が継続する限り中長期的なバリュー優位の展開が変わらないとの見方が示され、銘柄としてはバリューかつ高株価モメンタムの銘柄が挙げられている。