TOPIX新規採用35銘柄の中から厳選された6銘柄の実名が公開され、そのうちの一つとして自動運転関連のティアフォーが取り上げられた。ティアフォーは2026年7月に東証グロースへ上場済みで、Autowareを軸に自動運転技術の事業展開を進めている。
TOPIXの新規採用銘柄として35銘柄が発表され、その中から6銘柄が“知られざる実力株”として実名で紹介された。本記事はその実名リストと関連する事業の実情に焦点を当てている。
ティアフォーは自動運転システムの開発・実用化支援を手掛ける日本発のベンチャーで、創業は2015年。2026年7月に東証グロース市場へ上場し、Autowareを基盤とした自動運転ソフトウェアを提供している。自動運転車の開発・販売や実証実験の支援、自動車メーカー向けの技術提供などを収益源としている。
同社は自動運転の社会実装を推進しており、全国39都道府県・127地域で自動運転バスの実証実験を行ってきた実績がある。2024年にはスズキと資本業務提携を結び、地域交通向けの自動運転技術開発を進めている。2025年にはコマツなどと建設機械の自動運転化に向けた協業を開始し、2026年にはKDDIとも自動運転サービスの社会実装に向けた協業で合意している。
一方で財務面では研究開発投資が先行し赤字が続いており、普及の遅れや資金調達による株式の希薄化リスクが指摘されている。今後は売上成長だけでなく継続的な収益を生み出す事業モデルの確立と黒字化への道筋が課題となる。