3日午前の東京株式市場は方向感を欠き、長期金利の上昇が一服したことで買いが入り一時は日経平均が上げの場面もあった。一方、インフレ継続への警戒感が根強く売りの動きも見られた。
3日午前の東京株式市場の日経平均株価は前日比でわずかに下げながらも、上げ幅を一時300円超に広げる場面があった。午前10時時点の値は6万4247円44銭、前日比 −78円20銭で推移し、TOPIXは4107.56ポイント、+25.96となった。
米国の金利見通しに関する懸念が後退し、米長期金利が下落したことで国内の長期金利にも下押し圧力がかかった。資金調達コストの膨張が企業業績を圧迫するとの見方は後退したとの解釈がある。
中東情勢の先行き不透明感は相場の重荷となり続け、原油価格の高止まりや物価上昇が景気減速につながる懸念が市場心理を下支えした。これらの要因が日経平均の方向感を欠く要因として挙げられた。
市場は金利動向とインフレ動向の両方をにらみつつ、国内外の情勢変化を注視している。短期的には金利の動きが今後の相場の焦点になるとの見方がある。