ロンドン市場でドル売りと円売りの動きが続き、日米中銀の早期追加利上げ観測に冷水がかかる展開となった。東京の発言で具体的な利上げ時期への言及は避けられ、主導はロンドン勢の動きに移った。
ロンドン市場ではドル売りと円売りが継続。ウォーシュ米FRB議長が政策の方向性について言及を避けたことが、早期の追加利上げ観測を後退させたとの趣旨で市場に影響を与えた。東京午後の植田日銀総裁のスピーチは従来の利上げ姿勢を示したが、新味には乏しかった。
取引通貨ペアはユーロ/ドルが1.12台前半から後半へ、ポンド/ドルが1.32台後半から1.33台半ばへと上昇。ユーロ円は177円台前半から後半、ポンド円は209円台後半から210円台後半へと水準を切り上げ、ドル円は158円を挟んだ小幅な上下動を続けた。
ドル指数は米CPI後の低下傾向を維持し、10日移動平均線を下回る動きを示した。ロンドン市場の参加が本格化する中、今後のドル売りの持続性が市場の注目点となっている。
ドル円は157円台後半での取引が中心となり、レンジはおおむね157.80–158.18付近。東京・ロンドン双方の言及不足から、方向感に欠ける展開が続いた。