日銀が政策金利を1.25%程度へ引き上げた。発表後には急速な円安が進み、一時158円台まで円が売られた。市場は植田総裁の会見で今後の利上げ方針を具体的に示さなかったことに注目した。
日本銀行は18日、短期金利の誘導目標を約1.25%へ引き上げることを決定した。発表直後の為替市場では円が急速に売られ、対ドルで一時158円台をつけた。
市場は日銀の利上げが円高要因になるとの見方を一転させ、円安が進む方向に動いた。背景には、金融緩和と積極財政を志向するとされるリフレ派の政策委員2名が利上げに反対票を投じたことが挙げられる。
日米の動向として、米FRBは全会一致で3年2か月ぶりの利上げを決定しており、市場は日銀内の足並みの乱れを受け、日本の今後の利上げ判断が難しくなるとの見方を示した。
植田総裁は記者会見で今後の利上げ時期やペースに具体的な言及を避けたとされ、これが市場の反応に影響した可能性が指摘されている。今後の焦点は為替が円高方向へ進むかどうかである。