東京株式市場は30日前場に大幅反落。AI関連銘柄の決算をめぐる懸念再燃と半導体株の下落が重しとなり、日経平均は大きく下げて推移した。
前場の取引で日経平均株価は前日比1639円69銭安の6万3019円78銭と大幅反落し、TOPIXは52.05ポイント安の3951.23となった。米国のAI関連企業の決算でフリーキャッシュフローの悪化が示され、AI投資の財務影響への懸念が再燃したことが背景にある。半導体関連株の下落が市場を押し下げ、東京市場全体の売りが広がった。
出来高は10億4926万株、売買代金は3兆9088億円。業種別では非鉄金属・電気機器・ガラス・土石製品・機械などが下落、海運業・小売業が上昇した。
午前10時17分時点では日経平均の下げ幅が一時1800円を超え、6万3000円を割る場面もあった。アドバンテス、東エレク、ソフトバンクGなどAI関連銘柄が市場の重しとなり、アルファベット決算の影響を受けた米市場の動きが東京市場にも波及したとみられる。イビデンなど、関連銘柄の下落率が大きく、銀行株も水準を切り下げた。
寄り付きは前場の開始時点で前日比315円10銭安の6万4344円37銭と反落して始まり、ハイテク株中心の売りが先行した。米国市場の動きを受けた展開が継続しているとの観測もある。