トルコリラ/円は3.12円近辺の維持をめぐる展開が焦点となり、今週はFOMC・日銀会合の方向性とトルコ10月CPIの結果次第で流れが変わると見られている。
今回の記事は、トルコリラ/円の下落要因として円高の影響が大きかった点を指摘しつつ、トルコ中央銀行の利下げ幅は市場予想通りでドル/リラの動きは大きく変化しなかったと整理している。リラの魅力は高金利水準36%程度を維持していることにあり、スワップポイントは1万通貨あたり日額24円程度と試算されている。今後の動きはドル/円の動向次第で、リラ安ペースが継続する可能性もあるとの見方だ。
見通しとしては今週の予想レンジを3.10円〜3.19円と設定し、中心は3.12円〜3.17円を想定。28日にはFOMC、30日には日銀決定会合が控え、FRBの年内追加利上げ可能性と日銀の追加利上げの前向きさが焦点になる。11月3日にトルコ10月CPIが公表され、これが流れを強めるか、あるいは相殺するかが注目される。
ドル/円の動きとリラ安の関係性が重要で、ドル/円が再び高値へ向かうとリラ安が加速する可能性がある。一方で円高の再燃や物価の高止まりが続けば、TCMBが利下げを控えるとの見方がリラを支える可能性があると分析している。買い持ち・売り持ち双方にとっても、日米会合後の値動き確認が留意点となる。
オーダーブックを見ると、上値には3.20円付近の売りが多く、下値には3.00円近辺の買いが厚い。一方、3.10円を割り込む場面では損切り売りが下押しを速める可能性があり、実際の約定はチャートと合わせて判断するべきと cautions が添えられている。