29日早朝の東京外為市場で円は157円台後半で小動き。日銀会合を控える中、米利上げ観測が交錯している。
29日早朝のドル円は1ドル157円75〜76銭の水準で推移し、前日17時時点に比べて3銭の円高・ドル安となった。日銀の金融政策決定会合を翌30日に控え、円を買ってドルを売る動きと、米国の追加利上げ観測が対(円)の上値を抑えた。前日の海外市場ではドルが上昇したが、テクニカルな抵抗帯に阻まれ上値を抑えられた。
FRBは28日までのFOMCでFF金利の誘導目標を3.75〜4.00%に据え置き、物価高水準の警戒感は継続した。ウォーシュ議長は「インフレ率は依然として高すぎる」としつつ、追加利上げの含みを残した。市場では次回12月会合での利上げ観測が強まり、確率は8割近くまで高まっている。
国内では日銀が29〜30日に金融政策決定会合を開く。市場の見方は据え置きが大勢だが、展望リポート等で来年度の物価見通しが引き上げられれば利上げ観測が強まる可能性がある。9月のコアCPIは前年同月比3.2%と2%の目標を超え、物価動向が焦点となる見通し。
為替の現状はドル円157円台半ば〜後半、ユーロ円は176円台前半へと推移。今後は日銀の動向と米国の金利動向次第で、テクニカル抵抗帯を試す展開が想定される。原油相場や米長期金利の動向も相場を左右する要因として引き続き観察される。