東京外為市場で円は157円台後半へ小幅安。株高を背景にリスク選好が強まり、ドル買い・円売りの動きがみられた。
28日午前の東京外国為替市場で、ドル円は正午時点で157円88銭から91銭の近辺で推移し、前日午後5時時点と比べて円安・ドル高となった。前日の米市場でAI関連株の買われる流れを受け、東京株式市場では日経平均株価が一時900円高をつけ、投資家心理の改善が円の売りを促した。
午前の動きは海外市場の流れを引き継ぎ強含みだったが、月末を控えたデイトの実需筋による円買い・ドル売りが優勢となり、仲値にかけて157円70銭台まで軟化。仲値通過後には買い戻しが入り、正午前後には157円90銭台へと戻した。
ユーロは対ドルで安となり、ユーロ/円は175円66〜69銭へ。対ドルでは約0.0034ドルのユーロ安・ドル高となり、一時1.1121ドル近辺と約2週間ぶりの安値水準をつけた。欧州財政懸念が背景にあり、円高・ユーロ安が進んだ。
背景には米国の金融政策不透明感がある。FOMC結果公表と議長会見の内容が今後のドル相場を左右するとみられ、利下げ観測が強まればドル安・円高要因、据え置きやタカ派姿勢が示されればドル買いが再燃する可能性がある。月末・月初の実需フローや輸入物価への影響も意識され、157円台半ばから後半のレンジ推移が想定されている。