日経平均は6月期近くの高値を奪回するには1年程度かかる傾向が見られるとの分析が示され、7月以降の動きとともにリバーサルのリバーサルが続いた。SOXやKOSPIの動き、アメリカのヘッジファンド状況も絡む。
6月22日をピークに下落したSOXとKOSPIに対し、日経平均は7月29日にいったん底を打ち、相場の反発局面を迎えた。AI・半導体株を中心に日本株市場で一部銘柄の反発が見られた一方、SaaSやアニメ関連株は反落する場面もあった。
7月以降、日経平均の高値奪回には約1年程度かかるとの傾向が指摘され、指数が反発してもモメンタムへの逆風が続く局面が観察された。金融株がセクター人気の上位を占める一方、AI・半導体株の調整が先行すると見られた。
8月3日のQUICK週次調査によると、セクター人気は金融が突出し、電機・精密の人気は低下。7月末以降には大型の自社株買い枠設定が増え、8月5日時点で2026年年初来で約20兆円に達した。
決算中盤戦は堅調で、2・3月本決算企業の2026年度1Qは売上高が前年同期比14.2%増、経常利益は同56.9%増と好調だった。一方、売上原価・販売費は2桁増となり、数量効果・値上げ効果がコスト増を上回る要因と分析された。