円相場が1ドル153円台まで上昇、半年ぶりの円高水準を付け、輸出株に売りが広がって日経平均は反落。市場は日銀の政策運用と追加介入の行方を見極めている。
円相場が東京市場で1ドル=153円台へ上昇し、約半年ぶりの円高・ドル安水準をつけた。背景には日銀の利上げペース加速観測と日米当局の追加介入警戒感がある。
輸出関連株には採算悪化の懸念が広がり、日経平均は寄り付き後に下げ幅を拡大。自動車・電機を中心に下落が目立ち、半導体関連株も売りが出た。
日銀は9月の会合で0.25ポイントの利上げが織り込まれており、4~6月期の実質GDP改定値は前期比年率1.4%増、7月実質賃金は前年同月比2.4%増と上方材料が重なる。
為替介入は過去最大規模の15兆4000億円とされ、8月末時点の対外証券保有残高は大幅減少。円高進行が円キャリーの巻き戻しを加速する可能性も指摘されている。