米日投資資金を活用して、GF(グローバルファウンドリーズ)がニューヨーク州モルタに半導体工場を最大2カ所新設する計画を発表。日本側が建設資金を全額負担し、First工場は年内着工、2029年の稼働を目指す。
ニューヨーク州モルタは、IBMとAMDの半導体事業を引き継いだGFが長年操業してきた米国内の中核拠点として位置づけられており、今回の計画は米日投資協定に基づく新設工場の選定発表である。米日両国の資金協力により、最大210억ドル規模の資金が投入され、日本が全額を負担する。
第1工場は年内に着工し、2029年の稼働開始を予定。完成後は年約90万枚のウエハー生産規模を見込み、モルタ州内で約1,000件超の高度熟練雇用を創出する見通し。工事関連の雇用は約2万7,000件見込まれる。残り100억ドルは第2工場の建設可否を市場需要で判断し、2028年末までに最終決定する予定。
GFは工場運営を専任する形で、長期にわたり設備運用手数料を受け取る形式を採用。初期対価は5,000万ドル、今後10年間で約30億ドル規模のフリーキャッシュフロー創出を見込む。米日協定の条件で、回収が完了するまで日本と米国で折半し、回収完了後は米国側が収益の90%を取得する方針とされる。