第1四半期決算を通じて、日本株の強さが示され、利益の現実を示すアーニングサプライズ指数の水準と、今後を示すリビジョンウォッチの改善が同時に見られた。上方修正企業の割合は例年を上回り、株式市場の先行きに対する期待感が高まっている。
3月期決算の第1四半期決算発表を受け、金融業を除くTOPIX構成銘柄で営業利益計画を上方修正した企業の割合が17%に達した。例年よりも上方修正が多く、業績は良い方向に向かっていると見られる。
アーニングサプライズ指数は高水準を維持し、直近では30%を超える水準で横ばい。3月下旬を底に上昇トレンドを描いており、企業業績の現実が市場の期待を上回っていると判断される。
リビジョンウォッチは3月以降の停滞を経て改善し、今期の業績予想の上方修正が広がっている。縦軸の変化もプラスに転じ、期待の改善が進んでいる。
現実と期待の両方が改善傾向にあることから、日本株の行方は、企業業績の実績と先行きの見通しがともに支持材料となる場面が増えると見込まれる。地政学リスクやAI関連銘柄の変動はあるものの、業績面からは上昇トレンドが継続する可能性がある。