今週のドル・円は一時160円台へ回復した後、日銀の引き締め観測で急落し、終盤には再びドル買いが優勢となった。来週も日米の政策決定を控え動きが荒くなる見込み。
今週(8月31日-9月4日)はドル・円が一時160円台に回復する場面があったが、日銀の利上げ観測と米連邦準備制度理事会(FRB)高官のハト派発言を受けて155円台へ急反落した。週の初めにはウォーシュFRB議長の講演で円売りが強まったが、後半は政策動向次第で上下に揺れた。
2日には米国がイランへの攻撃再開を受け原油価格が上昇、米10年債利回りが4.8%台まで上昇してドル高・円安基調が続いた。3日には日銀が今月会合で政策金利を0.25%引き上げる公算が伝わり、円買いが加速。NY時間にはウォラーFRB理事の発言で早期利上げ観測が後退する場面もあった。
4日のNY市場ではドル・円は156円23銭まで戻して引けた。週間を通じては146~160円の幅での値動きが観測され、介入後の戻り高値からの反発・巻き戻しがくすぶる展開となった。
来週は日米の政策決定が控え、引き締め期待や金利差を背景とした動きが続く可能性がある。米国の経済指標としてPPI(10日)とCPI(11日)の発表が予定されており、これらの結果次第でドルの動きに影響が出る見通し。