NY円は158円台で堅調。中東情勢の緊迫と米金利上昇を背景にドル買いが進んだ。
1日のニューヨーク市場でドル円は堅調に推移し、終値は158.09円。WSJがトランプ大統領のイラン軍事行動再開の思惑を伝え、原油先物と米長期金利が上昇したことがドル買いを後押しした。序盤は158円を挟んだもみ合いだったが、NY勢の本格参入後には円買い・ドル売りの動きが一時強まり、157.24円まで下振れした後、再び持ち直して158.26円付近まで回復した。
欧州時間の動きを受けてユーロは下落。ユーロ/ドルは終値1.1244ドルで、前日比約0.0086ドルの下落。米長期金利の上昇がドルを押し上げたほか、ECBのラガルド総裁が積極的な利上げ観測を抑制する姿勢を示したことがユーロの重荷となった。ユーロ/円は約11カ月ぶりの安値圏へ沈む場面があり、1ユーロは約177円前後で推移した。
東京市場では円高圧力が残り、円売り・ドル買いの動きが抑制された。2日午前の取引では1ドル=158円11〜13銭、26銭の円高・ドル安となり、米原油先物が上昇する場面が円の上値を抑えた。WSJ報道を受けて原油が再び上昇したことが関係している
中東リスクと米金利の動向が相場を左右。WSJの報道で原油価格が急伸し、米長期金利が高水準を保つ中、ドル買いが強まった。一方で為替介入への警戒感は根強く、158円台後半〜159円台の上値は重さが意識された。今後はトランプ政権の中東政策と原油価格の動向が焦点となる見通し。