外国為替市場で円高が進み、ドル円は156円台前半での攻防が続く。米金利差拡大観測や原油高、AI関連株安などが背景となり、来週はFOMCと日銀決定会合の発表を控えて神経質な値動きが続く可能性がある。
23日NY市場の円相場は反発し、ドルは156円75〜85銭で取引を終えた。米長期金利の上昇が日米金利差の拡大観測を呼び、円売り・ドル買いが優勢となった一方、週末での積極的な売買は抑えられた。
ユーロ/円は4日続伸で円高・ユーロ安となり、1ユーロ=175円45〜55銭で終えた。フランス財政懸念やPMIの動向がユーロ相場の重荷となる中、ムーディーズ・レーティングスがフランス国債格付けを据え置いたことも材料となった。
来週は米FOMCと日銀金融政策決定会合が控え、政策維持が見込まれる中日米金利差の大幅縮小は想定しにくい。ドルの反発要因や日銀の物価見通しの引き上げ観測が円相場の展開を左右する可能性がある。
長期金利動向では米10年債利回りが4.99%付近、日本は2.79%付近まで低下。AI関連株安や原油高が円買い・ドル買いの材料として作用し、来月以降も156円台を中心とした小幅な値動きが続くとの見方がある。