NY市場でドル円は157円台に買い戻された後、再び156円台へ押し戻されて推移。円高がドル円を上値圧迫しており、来週のFOMCや日銀決定会合を控え動きが警戒ムードを強めている。
今日のNY為替市場では、ドル円は一時157円台へ反発したものの、再び156円台へ戻す展開となった。ドルは底堅く推移する一方、円高が上値を抑制している。200日線の下放れが意識され、155円割れが現実化すれば短期的に1680円を狙う流れへ逆転する可能性が指摘された。
円高の背景にはAIを巡る過剰投資への懸念や信用不安の言及があり、安全資産として米国債が買われ、米金利が落ち着きを取り戻していることがドル円の重荷となっているとの見方がある。IT・ハイテク株の下落が円高を進めるとの指摘も一部で出ている。
日本国債への旺盛な需要が円を下支えしているとの見方があり、国内外の投資家が日本国債の購入を増やしている。直近の20年債入札では過去最高の需要が集まり、国内金利の上昇が円高の背景となっている。オプション市場では円高見込みが強まり、リスクリバーサルは円高方向の水準となっている。
来週は米連邦準備制度理事会(FOMC)と日銀決定会合を控え、円高警戒感が強まる一方、円高は新規の円買いポジションの巻き戻しが中心との見方もあり、今後の展開は慎重に見守られる見込み。