2026年4-6月期の決算がほぼ出揃い、ラッセル野村Large Cap全体で売上が前年同期比13.2%増、営業利益が43.8%増と市場予想を大幅に上回った。個別企業でも売上高・営業利益ともに多くが市場予想を上回り、AI関連需要の広がりが寄与したとみられる。
2026年4-6月期の決算がほぼ出揃い、ラッセル野村Large Cap(除く金融)は前年同期比で売上高が13.2%増、営業利益は43.8%増と大幅な増益を達成した。事前の市場コンセンサスは売上8.1%増、営業利益30.2%増だったため、いずれも大きく上振れ着地となっている。個別企業レベルでは、売上高と営業利益の両方で4社に3社が市場予想を上回り、割合は70%台に達している。
業種別には製造業で鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密といった分野の上振れが目立ち、AI関連需要の広がりが背景にあるとみられる。非製造業では建設・運輸など原油高に伴うコスト増の影響を懸念していたが、想定以上の需要減少には至らず、価格転嫁が順調に進んだことも要因として挙げられる。
次に、為替の影響に関する動きとして、会社側の通期見通しの変更を行った東証プライム上場企業は2026年度時点で18.1%となっている。これは2021-25年度の同時期平均値の14.2%と比べて顕著に高く、4-6月期決算を受けて通期見通しとの整合性を取る動きや、通期見通しを上回る可能性を示唆する企業が増えている。