週末の米日中銀会合を経て円相場は157円台後半で小動き。日米の金利動向を睨む局面が続き、材料難が意識されている。
週末のニューヨーク外国為替市場では円相場が1ドル=157円台後半を中心に小動きとなり、前日比で円高・ドル安となる場面もあった。海外市場では日米株価の下落を背景にリスク回避の動きが強まり、円買い・ドル売りが先行した。
日銀は30日、政策金利を1.25%で現状維持と決定した。決定は賛成多数で、展望リポートでは2027年度のCPI見通しを2.4%から2.6%へ引き上げた。市場では12月の追加利上げ観測がくすぶるものの、引き締めペースは想定内とみられ円買いの勢いは抑えられた。
米国の経済指標は相場の方向性を強く動かす材料にはならなかった。10月のシカゴPMIは55.3と前月の58.8から低下し、市場予想の56.1を下回ったが、相場への影響は限定的だった。米長期金利の動向を眺めつつ円安・ドル高要因と円高・ドル安要因が交錯した。
東京市場では日銀の決定会合を巡る思惑から円買い圧力が強まり、ドル・円は157円89銭から157円11銭まで下落した。国内指標は東京都区部CPIが市場予想を下回り、9月の有効求人倍率は予想を上回る一方、9月の小売売上高の伸びは市場予想を大きく下回った。