フィジカルAIをテーマに、日本株と米国株の本命8銘柄を紹介。7月の協業発表や8月の世界大会など、最新の動向を整理している。
2026年に入り、AIがロボットや機械を動かす“フィジカルAI”が一大テーマとして注目を集め、日本株の本命8銘柄と出遅れ・穴場銘柄、テンバガー可能性までを解説している。7月には国内大手の富士通・ファナック・安川電機・川崎重工業がNVIDIAの技術を使った協業を発表し、国内で関連銘柄への関心が高まった。8月には中国で世界人型ロボットスポーツ大会が開催され、現場導入の映像などが話題となった。
「フィジカルAIとは何か」「なぜ注目されるのか」を解説したうえで、頭脳となるAIモデル・身体となるロボット本体・現場適用の実装という3要素で整理している。人手不足を背景に市場は拡大する見通しで、2040年頃には約60兆円規模との推計が示され、現場導入はすでに一部で始まっている。米中の開発競争が加速しており、2026年CESで転換点が指摘されたほか、中国の人型ロボット生産は急速に拡大するとの見通しがある。
「本命8選」では日本株5銘柄(日立製作所を含む)と米国株3銘柄を挙げ、それぞれの現状や強みを解説している。日本株の本命はファナック、安川電機、三菱電機、日立製作所、富士通の5社で、世界の本命はマイクロソフト、NVIDIA、テスラの3社。日本政府は官民で総額10兆5,000億円を投じる方針を示し、部品・現場の強さを活かして現場導入を進める狙いを説明している。
「出遅れ・穴場」では日本精工とKudanの2社を取り上げ、軸受・ボールねじなどの部品供給や空間認識ソフトの強みと、赤字を伴う投資リスクを併記している。さらにはテンバガーの可能性について、大型銘柄の10倍は難しいが中小型株には機会があるとの見方を示し、投資は資産の一部にとどめるべきとの整理をしている。