FOMCと日銀会合を控え、ドル円は158円へ上振れする可能性と150円割れを試す展開が見込まれる。分岐点となるのは米CPIと植田総裁発言である。
9月下旬に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合を前に、外国為替市場ではドル円の方向性を探る動きが続く。市場は両会合の結果次第で、158円へ上振れるか、年初来安値の150円を割り込むかの幅広いレンジを意識している。
FOMCの焦点は利上げ判断となる見通しで、8月PPIは伸びを示し、8月CPIの公表が最後の判断材料になる。市場予想でCPIは前年比+3.4%、コアは+2.4%とされ、総合の鈍化は大きく見込まれていないとの見方があるものの、結果次第でドル買い・ドル売りの反応が想定される。
日銀会合では0.25%の利上げがほぼ確実視され、焦点は今後の追加利上げペースになる。声明での委員構成や発言の影響、植田総裁の記者会見次第で市場の反応が分かれるとみられ、10月会合での連続利上げの有無などが注目点となる。
来週の主要イベントはFOMCの政策金利発表・ドットチャートと日銀会合・植田総裁記者会見を中心に、米指標や日本の消費者物価指数も動向を左右すると予想される。市場参加者はCPIと日銀の発言を受け、ドル円のトレンドが大きく変わる可能性を警戒している。