日銀は7月の金融政策決定会合で政策金利を1.0%へ据え置いたが、7月末から8月初にかけての円安と介入を受け、次回の利上げ観測が市場で強まっている。住宅ローン・預金・投資の影響を3つの視点から整理する。
日銀は7月31日の決定会合で政策金利の誘導目標を1.0%に据え置いた。6月会合で0.75%からの引き上げを実施しており、この7月は影響を見極める小休止とされている。会合の採決は賛成8・反対1で、反対意見は1.25%への引き上げを主張した。
7月末から8月初にかけて、円安を背景に政府・日銀が大規模な円買い介入を実施したとみられ、日米財務当局は介入が協調介入であったと公表した。これにより市場では次回9月の会合で利上げ観測が急速に強まり、10月会合までの利上げが織り込まれている。
現在の状況は「利上げが終わった」わけではなく「次の利上げまでのカウントダウン」が進んでいるとの見方が広がり、金利スワップ市場で9月利上げの確率は8月上旬時点で6割を超え、家計の資金計画にも影響が及びそうだ。
本記事では住宅ローン・預金・投資の3つの視点から、今後の変化と確認ポイントを整理する。