24日の東京債券市場で新発10年物国債の利回りが3.065%まで急伸し、1996年8月以来の高水準を更新。米国の金利上昇が波及し、円安進行も背景にある。
24日の東京債券市場で新発10年物国債の利回りは前日比0.080%高の3.065%をつけ、約30年ぶりの高水準へ上昇した。午前に3.055%まで上がっていたが、午後にさらに売りが強まった。1996年8月以来の水準で、国内金利の上昇が改めて意識されている。
背景には米国市場の動きがある。米10年物国債利回りはFRB高官の追加利上げへの前向き姿勢や堅調な景気指標を受けて5.113%まで急伸し、1日として2025年4月以来の高水準を記録した。これが東京市場にも波及したとされる。
円安の進行と日銀の追加利上げ観測が国内金利上昇を後押ししている。日米金利差の拡大が円安圧力を強め、国内債の売り材料になっているとの見方が市場で出ている。
長期金利の上昇は住宅ローンの金利や企業の借入コストに直結する。固定型住宅ローンの基準金利の上昇傾向が続く可能性があり、社債発行コストの上昇要因にもなると見込まれている。