東京債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時3.000%をつけ、約30年ぶりの高水準に達した。日米の早期利上げ観測や原油価格の上昇などが背景にある。
1日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時3.000%をつけ、約30年ぶりの高水準となった。市場は物価や成長をめぐる米国の金利動向を注視している。
背景には日米で早期の利上げ観測が広がることに加え、中東情勢の懸念から原油価格が上昇して長期金利を押し上げているとの見方がある。日本市場関係者は米金利動向と円安の影響を警戒している。
高市政権発足後、長期金利は上昇傾向が続いており、積極財政による国債増発や物価上昇圧力が警戒材料として指摘されている。市場参加者は財政・物価環境の推移を見極めようとしている。
米連邦準備制度理事会のロバート・ウォーシュ議長がインフレ高止まりの状況下で利上げの必要性を示唆したとの受け止めがあり、米国金利動向への警戒感が強まっている。日本銀行の金融政策決定会合は9月17・18日に控え、利上げ観測が高まる局面だ。