15日の東京株式市場は、前日のNY市場でAI・半導体関連株が急落した流れを受け、売り優勢の展開となっています。日経平均は午前の取引で64,500円を割る水準まで下落。背景には米国のインフレ再加速とAI投資資金繰りへの不安があるとみられます。
米国市場では消費者物価指数(CPI)の前年同月比が3.7%と8月の3.4%から加速し、コア指数は2.6%へ上昇。市場予想は3.6%とされ、FRBの利上げ観測が再燃する形となりました。9月FOMCでの利上げ後、12月の利上げ観測が主流ですがインフレ警戒は残っています。
半導体関連は金利の高さとAI投資の資金繰り不安が重荷となり、フィラデルフィア半導体株指数SOXが4.3%下落。ASMLの決算は増収増益にも関わらず売上が市場予想並みにとどまり、材料出尽くしの売りが出たと報じられました。原油先物WTIは95ドル台へと上昇しています。
東京市場では日経平均が一時600円超上昇後、ASML決算後に半導体関連が崩れ、5営業日ぶりに33円23銭安で終えました。今日の焦点はTSMCの7〜9月期決算で、通期売上高見通しの引き上げ有無が注目されています。決算が据え置きの場合は出尽くしの売りが膨らむ可能性があります。
今後はFOMCの金利動向とAI半導体関連株の値動きに神経質な展開が続く見込みです。現状のニュースはAI株安と米国インフレ懸念の影響を伝えています。