黒田精工は精密加工技術を核に、駆動システム・金型システム・機工計測システムの3事業を展開。創業100周年を迎える同社は、ボールねじの直動システム化などの成長戦略と、海外市場拡大を進める。
創業100周年を迎える黒田精工は、精密加工技術を活かして駆動システム事業、金型システム事業、機工計測システム事業の三領域を展開している。駆動システムではボールねじを核に直動システムの提供を強化し、金型システムにはFASTECシステムを搭載した金型の供給を拡大、機工計測システムでは高度な加工と測定技術を組み合わせた機器を提供している。
金型の需要拡大に対応して、長野工場を拠点に金型の生産能力を2026年までに2.5倍へ拡大する計画を公表。新工法の導入と大型金型の生産性向上を目指し、油圧空圧技術を活用した生産性向上にも取り組む。海外展開では中国・韓国を含む市場でのプロジェクト獲得を拡大し、EV向けモーターコア金型の需給に対応している。
機工計測システムは新ソリューション開発と海外展開を軸に成長を図る。海外売上比率が低位な点を課題とし、海外営業部を新設して販売網を拡大。国内外の顧客ニーズに合わせた統合ソリューションの提案を強化している。
海外市場の拡大と内製化の強化を通じ、9割近くを海外での売上とする体制を維持・強化する方針。EV・半導体・医療システムといった先端産業でのポジションを活かし、グローバルニッチトップ企業を目指す姿勢を示している。