AI・半導体関連の株式市場は一時的な調整リスクの後退を示すが、上値追いには慎重姿勢が続く。AnthropicのIPO動向やデータセンター開発の遅延観測、NVIDIA決算の発表時期などが市場の焦点となっている。
5日にかけてAI・半導体関連株の下落が強い売り圧力により進んだが、こうした動きの一巡によって目先の調整リスクは限定的との見方が広がっている。AnthropicのIPO準備に伴う換金売りの動きも進展したと捉えられる一方、上値追いの勢いには引き続き弱さが残る見通しだ。
米データセンター容量の約4分の1がテキサス州に集中しているとされ、同州知事選で公約に掲げていたデータセンター開発停止の方針を掲げた候補者が勝利したことから、AI開発の遅れがほぼ確実視されるとの見方がある。これにより、アンソロピックのIPO延期や縮小の可能性もネガティブ要因として意識される。
11月17日に予定されているNVIDIAの決算発表はAI関連株への関心再燃の契機として注目される。今後もヘッジファンド決算月の影響で需給の波乱が続く可能性が残るとの見方もある。
一方で民主党の上下院奪取により長期金利の上昇期待が後退するとの見方が広がり、非AI銘柄への資金シフトが妙味になるとの見方が出てくる。データは不動産株・住宅株・代替エネルギー・EV関連などへの注目を促している。