トルコリラ/円の見通しはドル高・リラ安が継続する見方が多い中、12日に公表されるトルコ中銀のインフレ報告が焦点となる。
先週の展開として、ドル/円が約158円台後半へ上昇する場面があった一方、リラは対ドルで節目の50.00を超えたGの動きに対し、リラ安が進む局面があった。5日には米国株の急落を受けてリラ安・円高へ振れ、3.130円前後まで反落した。6日にはリラ売り・円買いが先行したが、株安局面にも下値は限定的で、3.150円前後まで持ち直した。
今週の注目はインフレ見通しで、12日に中銀が四半期ごとのインフレ報告書を発表予定。前回8月報告では年末のインフレ見通しを28%に引き上げ、暫定の今年末・来年末の目標はそれぞれ24%、15%で据え置かれた。10月のインフレは前年比で29.77%と高水準で、目標達成の難易度が高い状況。
今週の見通しとしては、来年末のインフレ率見通しと暫定目標の設定が注目点。市場予測では来年2027年の年間インフレ率が約24%前後になると見られ、中銀の見通しが市場予測を大きく下回る場合、信認の揺らぎが観測される可能性がある。