フルッタフルッタは2024年後半に業績改善とアサイーブームを背景に株価が急騰したが、2026年には先行投資とMSワラントの希薄化で大幅に下落。財務は改善傾向にあるものの、希薄化とトレンド依存のリスクが残る現状を解説します。
フルッタフルッタはアサイーを中心とするスーパーフード企業で、2024年後半から2025年にかけ株価が急騰した。背景には売上成長と黒字転換が挙げられ、同社は2025年3月期に長年の赤字から黒字転換を果たし、継続企業の前提に関する注記が解消された。
一方、2026年3月期には先行投資による販管費の膨張が響き、営業利益は9400万円と大幅減益となった。加えてMSワラントの行使が続き発行済株式数が増加、1株あたりの希薄化圧力が強まった。決算期末の現金残高や手元資金は厚いが、営業キャッシュ・フローはマイナスとなっている。
株価は2025年後半から急落局面に入り、2026年5月には80円台へ下落。希薄化と四半期業績の失速が主因とされ、2026年4月時点の発行済株式数は約1.06億株に達している。
将来のシナリオとして、アサイー需要の安定化と海外展開の進展が好転材料となる可能性がある一方、ブームの沈静化や継続的な希薄化が株価や財務にマイナス影響を及ぼすリスクが指摘されている。