扶桑化学工業の株価は10月に大幅に下落し、直近の取引では出来高も急増した。決算要約では売上高・利益の伸びを示す一方、通期予想は据え置きとなっている。
直近の値動きの要点として、株価は10月15日と10月20日に前日比それぞれ約-6.91%と-5.21%の下落を記録し、10月14日の終値3,400円から直近で3,000円程度まで下落した。10月15日には出来高が前日比で約59%増加しており、上昇後の持ち高調整を伴う荒い値動きがあったことが読み取れる。
決算関連の情報では、2027年3月期第1四半期の売上高が228億円、営業利益が62億円で、AI関連需要を追い風とした電子材料事業の伸びが業績の柱となっている。 四半期純利益は67億円で前年同期比115.4%増となっており、補助金収入37億円の特別利益計上も含まれる。
通期予想については、2027年3月期の売上高を858億円、営業利益を243億円と据え置いた。最近の増収増益基調は維持されるものの、直近公表値からの上方修正は確認されていない。
技術系指標の動向として、10月13日にパラボリック・シグナル転換銘柄、10月16日に一目均衡表の雲抜け銘柄として取り上げられたが、その後の株価は再び大きく下振れしている。