3日の東京外国為替市場でドルは一時156円台前半まで急落したが、その後157円台前半に持ち直した。日銀の利上げペース加速観測や米財務長官の発言が背景として伝えられている。
3日の東京市場のドル円は売りが優勢となり一時1ドル=156円台前半へ急落した。その後買い戻しが入り、午後5時頃には157円台前半で推移した。午後5時現在のレンジは157円03銭から06銭となり、前日終値の159円69銭近辺と比べ約2円66銭の円高・ドル安となった。
前日の海外市場では序盤に大口売りで158円20銭台へ急落した後、原油価格の高止まりなどを背景に一時159円近辺まで買い戻されたが、日本政府・日銀の介入警戒感から再び158円60銭台まで下落した。
東京市場の朝は押し目買いが入り158円95銭前後に浮上した後、売り圧力が優勢となりじり安推移をたどった。午後も売り基調が続き、156円台後半へ下押したが、その後は買い戻しが入った。
市場関係者の間では、前日に高田創日銀審議委員が利上げペース加速を前向きに示したことが「活発な売りを誘った」とされたほか、米財務長官ベセント氏がリフレ政策転換を求めたこともドル円を圧迫したとの見方が伝えられた。
欧州市場ではユーロが対円で急落し、対ドルは堅調だった。午後5時時点の1ユーロは182円23銭〜24銭、対ドルは1.1603〜1603ドル。