9月の完全失業率は2.4%と市場予想を下回り、10月の都区部コアCPIは前年同月比2.6%上昇。日銀の追加利上げ観測を後押しする内容だ。
総務省が公表した9月の完全失業率は季節調整値で2.4%となり、市場予想の2.5%を下回った。併せて有効求人倍率は1.19倍で、前月の1.18倍を上回り人手不足の状況が続く。
東京都区部の10月コアCPIは前年同月比2.6%上昇と、市場予想に一致。前月の2.7%から伸び率は縮小したが、日銀の目標2%を上回る水準を維持。コアコアCPIは前月比0.6%上昇。
都区部の物価は全国の先行指標とされ、今回の結果は日銀が物価上昇の持続性を確認しつつ利上げ路線を堅持するとの見方を支持。日銀は前月に政策金利を31年ぶりの高水準に引き上げ、追加利上げの可能性が市場で意識されている。
市場関係者はコアCPIの伸びが鈍化しつつも2%台後半を維持したことから、物価上昇が継続するとの見方を維持。日米金利差の縮小観測が円相場や債券市場の動向に影響を与える可能性がある。