日銀が政策金利を1.25%に据え置くと見込まれる中、12月の利上げを市場が織り込む動きを詳述。9月のCPI動向や市場調査の結果も併せて伝える。
日銀は10月30日の金融政策決定会合で、政策金利を1.25%に据え置くとの見通しが取り上げられている。利上げは9月に続く形で、年内の追加利上げ0.25%の可能性を市場が検討している状況だ。
ブルームバーグの調査によれば、エコノミストの83%が12月の利上げを予想しており、10月30日の会合での利上げ観測は薄い一方で、年内の利上げ対応への見方が強まっている。コアCPIは9月時点で2.1%、生鮮食品とエネルギーを除くCPIは2.4%へ加速しており、物価上昇圧力は従来より広がっている可能性がある。
日銀は賃金動向や原油高の影響を踏まえつつ、7月時点の見通しを引き上げる可能性を検討しているとの報道もある。賃金統計の動向と物価の基調性をにらみつつ、12月の利上げ観測が維持されるかが焦点となる。ドル円は日米金利差の動向に敏感であり、政策発表や見通しの示唆次第で変動要因となり得る。