日経平均は寄り付きで195.07円安の69840.64円と続落スタート。米株安と原油高を背景に、コマツをはじめ主力銘柄が下げ幅を広げた。
8日の日経平均は寄り付きで195.07円安の69840.64円となり、前日の米株式市場の反落を受けて取引を開始した。ダウは341.41ドル安、ナスダックは61.20ポイント安で取引を終え、原油高でインフレ懸念が強まったことが背景にある。寄り付き後は債券利回り上昇を警戒した売りや金融株の下落が重しとなった一方、終盤にかけて原油安と長期金利の伸び悩みが下げ幅を縮小させた。
市場全体には売り圧力が先行したが、9月以降3日ぶりの反落で終値近傍の水準までは押し目買いも観測され、70000円近辺での押し目買い意欲が下値を堅めたとの指摘もあった。国内外の長期金利の水準が投資心理を慎重にさせ、今後の決算発表シーズンに向けて銘柄選別の動きが強まる可能性がある。取引開始前には8月の国際収支が黒字であること、海外投資家の国内株買い越し額が2兆1919億円と報じられた。
セクター別には非鉄金属や機械、卸売業、鉄鋼、証券商品先物などが下げ、サービス業・医薬品・小売業が上昇している。売買代金上位銘柄にはコマツ、三井物産、住友鉱山、IHI、三菱商事などが下落。一方、リクルートHD、太陽誘電、三井金属、ホンダ、任天堂、トヨタ自動車、武田薬品などが上昇している。
取引開始前の経済指標として、経常収支は4兆620億円の黒字、海外投資家は9月27日-10月3日に国内株を4週ぶりに買い越したとの集計が示された。