円安ベットの動きは抑制され、ドルには押し目買いの動きが見られるとされる。9日〜10日の日次FXレポートは、米財務長官の口先介入や中国指標、米財務省のバイバック額発表など市場の注目点を整理した。
9日(水)の為替相場では、ベッセント米財務長官の異例の口先介入を受けて、一時的にドル安・円高へ振れる場面がありつつ、原油高の影響で下げ幅を縮め153円台半ばで終えた。市場では日銀の利上げ観測が改めて意識され、円安の勢いは抑えられやすいとの見方が広がっている。
中国の8月CPIは前年比0.8%、PPIは3.8%と市場予想を上回って加速し、原油や非鉄金属価格の上昇が国内物価を押し上げた。これにより資源関連の相場動向がドル/円の動きにも影響を及ぼす格好となっている。
米財務省は9月10日の国債買戻しで、残存期間10〜20年の債券を最大60億ドル買い入れると公表し、市場では長期金利が上昇。従来の規模を大きく上回る買い入れが注目された。
米大統領は中間選挙後に戦争を“ただちに”終えるとの見解を示し、ガソリン価格の今後の動向についても言及した。これらの発言は為替相場の短期的な方向性に影響を与える可能性があるが、今日のドル/円の上値は依然として重いとの観測が広がっている。