ロシア・ウクライナ情勢・円安等に伴う資源価格高騰とコスト増
FY2022-Q3に初出。8回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022。直近の記載は2026-10-15。
文教堂グループホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。80社中45社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに50社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「海外経済の減速懸念や中東情勢の緊迫化に伴う地政学リスクの高まり、資源価格の変動によるエネルギーコストの上昇など、先行きは依然として不透明な状況にあります。特に原油・天然ガス価格の高騰は水道光熱費を押し上げ、個人の購買力や企業収益を圧迫するリスクを孕んでおります。事業運営におけるコスト面では、最低賃金の引き上げに伴う人件費の増大に加え、物流費や賃借料といった諸経費の上昇が続いており、販売管理費全体を押し上げる要因となっております。」
従来の最低賃金・物流費等のコスト上昇に加え、中東情勢、原油・天然ガス価格、賃借料などのリスク要因を広く記載し、個人購買力・企業収益への圧迫可能性も明示している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「また、事業運営におけるコスト面では、最低賃金の引き上げに伴う人件費の上昇に加え、賃借料や店舗修繕費用及び物流費などの販売管理費の増大傾向が続いております。」
従来の最低賃金上昇による人件費増加に加え、賃借料、店舗修繕費、物流費など販売管理費の増大傾向を明示している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「収益改善につきましては、最低賃金の上昇による人件費及びキャッシュレス決済に係る手数料の増加が見込まれるものの、本社管理費を中心に業務の効率化による経費の削減を進めてまいります。」
従来の資源価格高騰による運賃・光熱費増加に加え、最低賃金上昇による人件費とキャッシュレス決済手数料の増加見込みを新たなコスト要因として記載している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「しかし、ウクライナ情勢の長期化に伴うエネルギー価格の高騰や物価上昇に加え、主要各国における金利上昇による世界経済の停滞など不安定な世界情勢による本事業再生計画への影響が不透明であることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。」
従来の資源価格高騰による費用増加に加え、情勢の長期化、物価上昇、主要各国の金利上昇、世界経済停滞および事業再生計画への影響不透明性を記載している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「また、営業利益においては、減収に加えて、資源価格の高騰による運賃、光熱費の増加、株主数増加に伴う諸経費の増加により、営業利益は52百万円(前連結会計年度比85.7%減)、経常利益は75百万円(前連結会計年度比80.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は73百万円(前連結会計年度比80.0%減)となりました。」
資源価格高騰による運賃・光熱費増加が年度の利益減少要因としても現れ、利益の大幅減益が記載されている。 - FY2022-Q3初出有価証券報告書
「また、営業利益においては、減収に加えて、資源価格の高騰による運賃、光熱費の増加、株主数増加に伴う諸経費の増加により、営業利益は44百万円(前年同四半期比85.3%減)、経常利益は71百万円(前年同四半期比77.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は91百万円(前年同四半期比70.5%減)となりました。」
ロシア・ウクライナ情勢や円安等に起因する資源価格高騰が、運賃・光熱費の増加として実際の費用増加に表れ、利益減少の要因として記載されている。