燃料調達安定化と電源調達ポートフォリオ・先物ヘッジの活用
FY2024-Q2に初出。7回の記載のうち4回が「前進」で、最初の「前進」はFY2025。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。9社中2社が悪化側に。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに6社。
- FY2026前進有価証券報告書
「中部電力ミライズ㈱では,これら価格のボラティリティが高い中においても,お客さまに安定して電気をお届けするため,2026年4月には,燃料価格及び卸電力市場価格の変動をより適切に反映した特別高圧・高圧の標準料金メニューに見直した。また,電力先物取引などのヘッジ取引により,調達価格の安定化を実施している。」
調達先分散、契約の長期化・柔軟性確保に加え、燃料・卸電力価格を反映する標準料金メニューと先物ヘッジを導入・運用している。 - FY2026-H1前進有価証券報告書
「経常損益は,電源調達ポートフォリオの組み替えによる費用削減効果等の拡大はあったものの,電源固定費の負担増や前年豊水の反動などから,前中間連結会計期間に比べ19億円減少し956億円の利益となった。」
ミライズにおいて、電源調達ポートフォリオの組み替えによる費用削減効果等の拡大が記載され、調達ポートフォリオ見直しの効果が具体的な業績要因として示された。 - FY2025前進有価証券報告書
「㈱JERAによる燃料調達や中部電力ミライズ㈱による市場などを通じた電力調達において,調達先の分散化,契約の長期化・柔軟性の確保など,燃料・電力等の市場変動に影響されにくい事業構造への移行を行っている。」
燃料・電力調達の安定化について、調達先の分散化、契約の長期化・柔軟性確保、電力先物・通貨オプション等のヘッジ、戦略的余剰LNGの確保へ対応を具体化している。 - FY2024-Q3調達手段・市場リスク管理の具体化有価証券報告書
「このような事業環境の変化に対して当社グループは,再生可能エネルギー発電出力の予測精度向上,他の一般送配電事業者との連携も含めた日々の系統運用・需給調整や水力発電所の安定的な運用,JERAによる休止火力発電所の再稼働やJERAの燃料トレーディング子会社であるJERA Global Marketsを通じた機動的な調達による安定的な燃料確保,お客さまに電気を効率的にご利用いただくデマンドレスポンスの活用などにより,グループ一丸となってエネルギーの安定供給を継続する。」
安定供給・燃料調達への対応として、JERAによる休止火力発電所の再稼働と、JERA Global Marketsを通じた機動的な燃料調達を明示した。また、再生可能エネルギー出力予測、系統運用・需給調整、水力発電所の安定運用も挙げている。 - FY2024-Q2初出有価証券報告書
「このため,燃料調達の安定化を図るとともに,電源調達ポートフォリオの見直しや,電力先物,燃料先物取引などのヘッジ手法を適切に組み合わせてまいります。さらに,お客さまに電気を効率的にご利用いただくデマンドレスポンスの活用などのサービス拡充にも取り組んでまいります。」
資源価格・為替変動が大きい環境への対応として、燃料調達の安定化、電源調達ポートフォリオの見直し、電力・燃料先物取引の組み合わせ、デマンドレスポンスの活用を具体的な施策として示している。