エネルギー事業の競争激化・契約者獲得リスク
FY2018に初出。18回の記載のうち7回が「再掲」。直近の記載は2026-10-14。
U−NEXT HOLDINGSがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。21社中8社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに2社。
- FY2025再掲有価証券報告書
「エネルギー分野では、電力価格は国際紛争等の継続により不安定な状況であり、当事業における電力の調達価格にも影響を及ぼしております。今後調達価格が上昇し、利用顧客の電気利用料金に波及する場合、価格優位性が低下し、新規顧客の獲得数減ならびに既存顧客の解約、他事業者への乗り換えなどにより当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
電力調達価格の不安定化が価格優位性低下、新規獲得減、既存顧客解約につながる従来のエネルギー事業リスクを再確認している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「また、為替相場は円安基調から、一転円高になり変化の激しい相場となるなど、電力の調達コストについても不安定な状況となりました。」
エネルギー事業の電力調達コストが為替等により不安定となるリスクと、再生可能エネルギー・ワンストップ提供による対応を引き続き記載している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「電源調達コストは低下基調にある一方、大手電力会社では、新たな料金メニュー(標準メニュー)の見直しが行われ、規制料金値上げが認可されるなど、マーケットの変化が続いております。」
電力調達コストは低下基調となり、従来のコスト上昇圧力は一部緩和している一方、料金メニューや規制料金の変更が続いている。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「『U-POWER(高圧)』では、電気料金の高騰により一定の解約が続いている『USENでんき(高圧)』顧客の受け皿となるメニューを提案し、加入促進しております。」
高圧電力では電気料金高騰による解約が続く一方、U-POWERを受け皿として加入を促進する対応を継続している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「『USENでんき(高圧)』では、電気料金の高騰により一定の解約が続いておりますが、㈱U-POWERは、これらの顧客の受け皿として、また、数多くの新電力会社が新規受付を停止する中、電力会社との契約目途がたたない企業に対し選択できるプランを提案し加入を促進してまいりました。」
高圧電力では電気料金高騰による解約が続いている一方、U-POWERが解約顧客の受け皿となり、契約先を確保できない企業への加入促進を進めている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「『USENでんき(高圧)』では、電力調達コストの増加により既存顧客に対する電力販売単価の値上げによる解約が続いている状況であります。」
電力調達コストの増加と販売単価の値上げに伴う高圧電力顧客の解約が、当第1四半期にも継続している。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「USENでんき(高圧)では、電力調達コストの増加により既存の加入施設に対する電力販売単価の値上げ交渉による解約が一定程度発生し、その後も解約が続いている状況であります。」
電力調達コスト上昇と販売単価の値上げ交渉により、高圧電力の既存加入施設で解約が実際に発生し、その後も継続している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「一方、ウクライナ情勢を背景とした国際的な燃料価格の高騰や電力需給のひっ迫により、今後の順調な事業成長は不透明な状況となっております。USENでんき(高圧)では、電力調達コストの増加により既存の加入施設に対する電力販売単価の値上げ交渉が必要であると認識しており、これにより解約数が増加すれば、加入口数の増加に影響が予想されます。」
国際的な燃料価格高騰・電力需給ひっ迫により、電力調達コスト増加と販売単価値上げ交渉が必要となり、解約増加を通じて契約者拡大に影響する可能性を記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「顧客先店舗・商業施設等における電気消費量も十分に回復していないなどの影響を受けるとともに、高圧帯においては市場競争環境の激化と価格競争力が相対的に低下してきている状況にありますが」
電力需要の回復遅れ、高圧帯の競争激化、相対的な価格競争力低下を引き続きリスク要因として記載している。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「高圧・低圧の全体供給契約数は純増となるものの、高圧帯においては市場競争環境の激化と価格競争力が相対的に低下してきており、引き続き、契約者の維持・獲得に取り組んでまいりました。」
エネルギー事業では全体契約数の純増を示す一方、高圧帯の競争激化と相対的な価格競争力低下が続いているとの認識を再掲している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「高圧・低圧の全体供給契約数は純増となるものの、高圧帯においては市場競争環境の激化と価格競争力が相対的に低下してきており」
エネルギー事業では全体の供給契約数は純増としつつ、高圧帯では競争激化と相対的な価格競争力低下が継続していると記載している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「高圧帯においては市場競争環境の激化と価格競争力の相対的な低下により供給契約数が微減に転じており」
エネルギー事業では競争環境の激化と相対的な価格競争力低下により、高圧帯の供給契約数が微減に転じたと記載している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当該事業については、競合サービスとの競争が激化してきておりますが、業務店に対し様々なサービスとともにワンストップで提供することで、当社グループがサービス提供する価値を高めていっております。」
エネルギー事業について、競合サービスとの競争が激化しているとの状況変化を記載している。一方で、他サービスとのワンストップ提供による対応も示している。 - FY2018初出有価証券報告書
「当事業において当社グループは、主に業務店領域にて高圧大口を中心に事業展開を行っておりますが、今後も他の電力小売事業を展開する事業者との契約者獲得競争が一層強まることが予想されます。」
エネルギー事業について、電力小売事業者との契約者獲得競争の激化、価格競争による売上減少や販売促進費増加の可能性を独立したリスクとして初めて記載している。