電気料金・人件費・建設資材価格等の上昇
FY2017に初出。11回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019。直近の記載はFY2025。
九州旅客鉄道がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。12社中4社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに6社。
- FY2025悪化有価証券報告書
「特に、国内における物価高騰や労働人口の減少、働き手の価値観の変容を踏まえた待遇改善の必要性については、注視が必要な変化と捉えております。また、諸外国の政策動向や金融資本市場の変動等の影響に鑑みると、今後の経済の先行きには注意する必要があるものと考えております。」
従来の原材料・エネルギー価格等の上昇リスクに加え、物価高騰、労働人口減少、待遇改善必要性、諸外国の政策動向を明示した。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、雇用・所得環境が改善する下で、個人消費を中心に持ち直しの動きがみられました。しかしながら、物価の上昇や金融資本市場の変動等の影響により、今後の経済の先行きはやや不透明な状況が続くものと考えられます。」
物価上昇や金融資本市場の変動による経済環境の不透明さを引き続き記載している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「しかしながら、円安の進行等に伴う原材料価格の上昇や金融資本市場の変動等の影響により、今後の経済の先行きはやや不透明な状況が続くものと考えられます。」
円安、原材料価格の上昇及び金融資本市場の変動による経済環境の不透明さを継続して記載している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「しかしながら、ウクライナ情勢の長期化や円安の進行等に伴う原材料価格の上昇などの影響により、今後の経済の先行きはやや不透明な状況が続くものと考えられます。」
原材料価格の上昇について、ウクライナ情勢の長期化や円安の進行との関係を引き続き記載している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「また、為替相場の状況、ロシア・ウクライナ情勢をはじめとした政治的要因、自然災害、異常気象、事故、感染症の流行等の国内外の状況により、韓国、中国、台湾、香港その他の近隣のアジア諸国及び地域をはじめとした海外からの観光客の増減、資材やエネルギー調達価格の変動等の影響を受ける可能性があります。」
原材料・エネルギー調達価格の変動リスクについて、為替、ロシア・ウクライナ情勢、自然災害等との関係を含めて継続して記載している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、行動制限の緩和や社会経済活動の正常化が進み、個人消費を中心に緩やかな持ち直しの動きがみられました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化や円安の進行等に伴う原材料価格の上昇などの影響により、今後の経済の先行きは依然として不透明な状況が続くものと考えられます。」
原材料価格上昇リスクについて、ウクライナ情勢の長期化や円安の進行との関連を明示し、不透明な経済環境が継続している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「6月下旬以降は新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増加に転じたことや、ウクライナ情勢の長期化等に伴う原材料価格の上昇の影響がみられること等から、経済の先行きは依然として不透明であり、当社グループの経営環境も厳しい状況が続くものと考えられます。」
原材料価格の上昇について、ウクライナ情勢の長期化との関連を含めて記載している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「建設資材価格及び人件費の上昇による建設費の増加、金利水準並びに金融政策をはじめとする当社グループが制御できないさまざまな外部要因により、完成に要する時間と投資額等が増加し、想定していた収益を生まないことがあります。」
コスト上昇リスクについて、従来の人件費・資材価格に加え、金利水準や金融政策、エネルギー調達価格等の外部要因を含めて記載した。 - FY2019悪化有価証券報告書
「今後さらなる人口減少及び高齢化により労働市場の競争激化に直面する可能性があり、人材確保のために雇用条件を向上させることが必要となる可能性があります。さらに、流通・外食グループにおいて、原材料費等の上昇を当社グループの提供するサービス、商品の価格へ転嫁することが困難である場合や、国内外のインフレーションや円安による費用増加の場合、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
従来の電気料金・人件費・建設資材価格の上昇リスクに加え、労働市場の競争激化、インフレーション、円安、原材料費の転嫁困難を明示している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「建設及び駅ビル・不動産グループにおける建設資材価格及び人件費の上昇による建設費の増加は、当社グループの業績及び財政状態を圧迫する可能性があるほか、設備投資の遅れを余儀なくされ、建設グループの業績及び財政状態にも影響を及ぼす可能性があります。」
電気料金、人件費、建設資材価格、原材料費等の上昇と価格転嫁の難しさを継続して記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「燃料価格の高騰や円高により電気料金が増加する場合、当社グループの事業全般、特に鉄道事業に影響を及ぼします。また、近年は日本国内において全般的に人件費が増加する傾向にあります。」
電気料金、人件費、建設資材価格、原材料費などの上昇が利益や設備投資を圧迫する可能性を挙げている。