システム障害・サイバー攻撃による業務中断リスク
FY2017に初出。5回の記載のうち2回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2023-Q1。直近の記載はFY2024。
第一ライフグループがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より3年早い。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに5社。
- FY2024顕在化有価証券報告書
「例えば、2023年9月には新契約価値等の数値に誤りがあることが判明し、決算補足資料や有価証券報告書などの公表値を訂正いたしました。」
従来のシステム・情報処理リスクが、新契約価値等の数値誤りと公表資料の訂正として新たに顕在化した。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「例えば、2022年6月に、第一生命においてオンラインシステム障害が発生し、復旧までの間、保険金・給付金の支払い処理等に影響を及ぼしました。このような事案を含め、サイバー攻撃・システム障害に関するリスクが顕在化した場合には、当社グループのレピュテーションの低下、お客さまの不満やお客さまからの信頼の低下等のその他の深刻な事態をもたらす可能性があり、また、既契約の解約の増加、新契約販売の減少、行政処分につながるおそれもあります。」
2022年6月のオンラインシステム障害と支払処理への影響を引き続き開示し、顕在化時の解約・販売・行政処分への波及可能性を明示した。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「例えば、2022年6月に、第一生命においてオンラインシステム障害が発生し、復旧までの間、保険金・給付金の支払い処理等に影響を及ぼしました。」
従来想定していたシステム障害リスクが第一生命のオンラインシステム障害として実際に発生し、復旧まで保険金・給付金の支払い処理等に影響した。 - FY2020対処有価証券報告書
「当社グループでは、グローバルに展開するグループ経営を安定的に支え、世界各国のお客さまへの持続的な価値提供を実現するために、COBIT5(※)を採用したグループITガバナンスの態勢整備を推進しております。」
システム障害・サイバー攻撃リスクに対し、COBIT5を基盤とするグループITガバナンス、IT責任者会議、サイバーセキュリティ基本方針等の整備を進めた。 - FY2017初出有価証券報告書
「事故、火事、自然災害、停電、ユーザー集中、人為的ミス、妨害行為、ハッキング、従業員の不正、ソフトウェアやハードウェアのバグや異常、ウィルス感染やネットワークへの侵入を原因とするインターネット全般への悪影響又は設備、ソフトウェア、ネットワークの障害等の要因により、当社グループの情報システムが機能しなくなる可能性があります。」
保険契約管理、支払、集金、資産運用等のシステム依存と、障害・ハッキング等による事業中断の可能性を開示した。