海外経済減速・米中貿易摩擦等による景気下振れリスク
FY2020-Q3に初出。11回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2024-Q1。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。168社中125社が悪化側に。
- FY2026悪化有価証券報告書
「輸出や生産は海外経済の減速や米国の通商政策の影響を受けておおむね横ばい圏で推移し、特に自動車・資本財を中心に弱さがみられました。」「中国経済は、輸出が一定の下支えとなったものの、不動産部門の調整長期化や内需の弱さ、デフレ圧力の影響に加え、対外環境の変化も重石となり、低調な推移となりました。」
海外経済減速リスクについて、米国通商政策による国内輸出・生産への影響と、中国の不動産不況・内需低迷を継続的な下振れ要因として記載している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「また、ユーロ圏では成長の低迷期から脱しており、物価動向も緩やかながら落ち着いていく蓋然性が高まりつつあります。また、中国では、長引く不動産不況とそれに伴う金融システム不安に対して、大規模な経済対策が打ち出されています。」
欧州は成長低迷からの回復可能性に触れる一方、中国では不動産不況と金融システム不安が継続していると記載している。海外経済の不確実性と下振れ要因が引き続き示されている。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「また、ユーロ圏は景気減速が続いており、EUの組織としての方向性を決めることになる欧州議会選挙の影響も注目されます。中国では不動産市場のリスクが残る中でもゼロコロナ政策解除による景気回復に一服感が出始めており、総じて世界経済の不透明感は強まっております。」
海外経済について、ユーロ圏の景気減速と中国の景気回復の一服感を記載し、世界経済の不透明感が強まっていると整理している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「一方、ユーロ圏では2四半期連続でのマイナス成長が確認されているなか、足元の経済指標も下振れが目立ち、景気減速感が鮮明となっております。また、中国においても経済再開による景気持ち直しの動きが一巡しつつあり、先行きに対する懸念が広がっています。」
海外経済の下振れリスクについて、ユーロ圏の2四半期連続マイナス成長と、中国の景気持ち直し一巡・先行き懸念を記載している。 - FY2023-Q3欧米景気減速・中国経済停滞の具体化有価証券報告書
「海外経済は総じて回復基調となったものの、夏場以降は欧米を中心に回復が鈍化しました。米国経済は堅調な雇用環境が維持される中でサービス消費を中心に回復基調が続いた一方で、高インフレやFRBの金融引締めによる悪影響から、製造業景況感や住宅市況の悪化がみられました。欧州経済はエネルギー価格上昇等によるインフレの悪影響で景気減速感が強まりました。中国経済はゼロコロナ政策下での規制や不動産市況の悪化が下押し材料となったほか、12月にはゼロコロナ政策の事実上停止による感染者数の急増から経済停滞へとつながりました。」
海外経済の下振れリスクについて、欧米では高インフレ・金融引締めによる製造業、住宅市況、景気の悪化を記載し、中国では不動産市況の悪化と感染者数急増による経済停滞を記載している。 - FY2023-Q2インフレ高進・中国経済下押しの具体化有価証券報告書
「海外経済は総じて回復基調が続きましたが、一部で減速感が強まりました。米国経済は堅調な雇用環境が維持された一方で、高インフレ環境下で個人消費の伸び悩みや在庫調整の動きがみられました。4-6月期には、2四半期連続のマイナス成長となり、リセッション懸念が高まりました。中国経済はゼロコロナ政策による一部主要都市での都市封鎖の動きや不動産市場の悪化が下押し材料となり、景気に弱さがみられました。」
海外経済は回復基調を維持する一方、米国の高インフレ・2四半期連続マイナス成長、中国の都市封鎖・不動産市場悪化による下押しを具体的に記載している。 - FY2023-Q1インフレ高進・中国都市封鎖による景気懸念有価証券報告書
「米国経済や欧州経済も感染症の影響が剥落するもとで総じて堅調に推移しましたが、消費者物価指数が欧米ともに前年比+8%台とインフレが高進する中で、企業や消費者の景況感が悪化し、景気先行きに対する懸念も生じました。中国経済は4-5月にかけてゼロコロナ政策のもとで一部の主要都市で都市封鎖の動きがみられ、経済活動が抑制されました。」
海外経済は米国・欧州が総じて堅調とする一方、欧米のインフレ高進による景気懸念と、中国の都市封鎖による経済活動抑制を具体的に記載している。 - FY2022-Q3中国経済の減速要因の具体化有価証券報告書
「中国経済は、感染症や不動産産業に対する規制の影響、電力不足等の要因で回復ペースが鈍化しました。」
中国経済の回復ペース鈍化について、感染症に加え、不動産産業への規制や電力不足などの要因を具体的に記載している。 - FY2022-Q2中国経済の回復ペース鈍化有価証券報告書
「海外経済は総じて緩やかに持ち直しました。米国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種拡大やバイデン政権による大型経済対策の効果もあり、回復基調が続きました。欧州経済は各国で感染動向がピークアウトし経済再開が進められたことで景気は緩やかに持ち直しました。中国経済は安定的な景気回復の動きとなりましたが、感染症の影響等により回復ペースはやや鈍化しました。」
海外経済は全体として持ち直した一方、中国では感染症の影響等により回復ペースがやや鈍化したと記載している。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「海外経済は総じて緩やかに持ち直しました。米国経済は新型コロナウイルス感染症のワクチン接種拡大やバイデン政権による大型経済対策の効果もあり、回復基調が続きました。欧州経済は各国で感染動向がピークアウトし経済再開が進められたことで景気は緩やかに持ち直しました。中国経済は安定的な景気回復の動きとなりました。」
海外経済の減速リスクについて、米国・欧州・中国を含む海外経済が総じて持ち直し、回復基調または安定的な回復となったと記載している。 - FY2020-Q3初出有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の日本経済は、海外経済の減速や米中貿易摩擦の影響もあり、輸出や生産の弱さが続きました。…中国経済は、減速傾向が続き、2019年の成長率は前年比+6.1%と29年ぶりの低水準となりました。」
海外経済の減速や米中貿易摩擦が輸出・生産の弱さとして現れ、中国経済の成長率も前年比6.1%と29年ぶりの低水準になったと記載している。