株主資本コストに見合うROEの維持向上
FY2024に初出。5回の記載のうち2回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2025。直近の記載はFY2026。
ゼビオホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。40社中6社が悪化側に。
直近の記載が「後退」なのは、ほかに2社。
- FY2026後退有価証券報告書
「当社グループの2025年度の業績におけるROEはマイナスとなり、2025年度末の当社グループの株主資本コスト3.6%に対して低位となっています。その現状を踏まえて、スポーツ用品小売市場の持続的成長を前提にした適切なキャピタルアロケーションのもと、市場変化に対応するための成長投資と事業基盤の整備、及び株主還元の強化により、株主資本コストに見合うROEの維持向上を目指します。」
ROEがマイナスとなり株主資本コスト3.6%を下回る状況を示した。前回示された2027年3月期ROE6%という期限・数値目標は今回の記載では再掲されず、「株主資本コストに見合うROEの維持向上」という方針表現となった。 - 2026-05-15悪化決算
「自己資本当期純利益率 △1.8 0.8」
ROEは前期の0.8%からマイナス1.8%となり、2027年3月期ROE6%目標に対する実績値が悪化した。 - FY2026-H1引き上げ有価証券報告書
「2026年3月期は、2027年3月期におけるROE6%の達成を視野に、資本コストに見合う生産性の回復と資本効率の安定的な改善を図り、持続的な成長軌道に乗せるための準備期間と位置づけております。」
従来の「株主資本コストに見合うROEの維持向上」という方針に、2027年3月期のROE6%という数値・期限付きの目標を追加した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当社グループの2024年度の業績におけるROEは0.8%であり、2024年度末の当社グループの株主資本コスト5.9%に対して低位となっています。」
ROEは前年度の2.1%から0.8%へ低下し、株主資本コスト5.9%を下回る現状を示したうえで、成長投資・事業基盤整備・株主還元による維持向上を掲げた。 - FY2024初出有価証券報告書
「当社グループの2023年度の業績におけるROEは2.1%であり、2023年度末の当社グループの株主資本コスト6.6%に対して低位となっています。その現状を踏まえて、スポーツ用品小売市場の持続的成長を前提にした適切なキャピタルアロケーションのもと、市場変化に対応するための成長投資と事業基盤の整備、及び株主還元の強化により、株主資本コストに見合うROEの維持向上を目指します。」
ROE2.1%が株主資本コスト6.6%を下回る現状を示し、成長投資、事業基盤整備、株主還元を通じて資本コストに見合うROEの維持向上を初めて目標として掲げた。