ROIC重視の投資・撤退判断と事業ポートフォリオ再構築
FY2017に初出。6回の記載のうち3回が「前進」で、最初の「前進」はFY2018-Q1。直近の記載はFY2024。
アステナホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。11社中3社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2024悪化有価証券報告書
「当連結会計年度においては、売上高は579億円、前連結会計年度比11.6%増加となりました。自己資本当期純利益率(ROE)は、△9.4%と前連結会計年度に比べ13.6pt減少いたしました。」
2030年11月期の売上高1,300億円・ROE13.0%以上という指標を継続する一方、売上高は579億円、ROEは△9.4%となった。減損損失40億93百万円がROE低下の主因と説明されている。 - FY2020再定義有価証券報告書
「このたび策定しました2021年11月期よりスタートする、2030年11月期を最終年度とした新たな中長期ビジョン「Astena 2030“Diversify for Tomorrow.”」においては、売上高と自己資本当期純利益率(ROE)を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標と位置付け、目標の達成に向けて各種施策に取り組んでまいります。」
従来の売上高・ROIC重視から、新ビジョンでは売上高1,300億円以上・ROE13.0%以上を指標とする枠組みに移行した。旧ビジョンの当期ROIC実績は4.7%で、前期比1.3ポイント低下した。 - FY2019前進有価証券報告書
「当社グループでは、2025年11月期を最終年度とする中長期ビジョンにおいて売上高1,000億円、投下資本利益率(ROIC)を10.0%とすることを目標としております。…投下資本利益率(ROIC)は6.0%と前連結会計年度に比べ0.1pt増加させることができました。今後も常に効率を意識した事業投資・設備投資等を実施することで、中長期ビジョンで掲げた売上高・投下資本利益率(ROIC)の目標達成へ向けて取り組んでまいります。」
ROIC目標10.0%に対し実績6.0%となり、前期比0.1ポイント改善した。事業投資・設備投資を効率意識で進める方針も再確認した。 - FY2018-Q3前進有価証券報告書
「当社グループは、創業111年を迎える2025年11月期へ向けた中長期ビジョンとしてVision “i-111”を発表しております。当ビジョンの実現へ向けて化学品事業においても売上高の伸長、No.1マーケットシェアの獲得、ROIC10.0%達成へ向け、各種施策を検討・実行しております。」
ROIC10.0%やNo.1マーケットシェアを掲げた事業ポートフォリオ強化の具体策として、化学品事業の事業譲受を実行した。 - FY2018-Q1前進有価証券報告書
「当ビジョンの実現へ向けて化学品事業においても売上高の伸長、No.1マーケットシェアの獲得、ROIC10.0%達成へ向け、各種施策を検討・実行しております。このたび、ビジョン達成へ向けた施策の一つとして日立化成よりプリント配線板用薬品事業を譲り受けることとなりました。」
Vision “i-111”の売上高・ROIC目標に向けた投資施策として、化学品事業の事業譲受を具体化した。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループでは、2025年11月期を最終年度とする中長期ビジョン「Vision “i-111”(アイ-トリプルワン)」の達成に向けて、売上高=1,000億円、投下資本利益率(ROIC) =10.0%以上を目標としています。各事業の経営管理にあたっては売上高成長率とROICを重要な経営指標として評価を行い、投資・撤退の判断を迅速に行います。これにより、資本効率の高い事業ポートフォリオの再構築を目指します。」
ROICと売上高成長率を用いて事業ごとの投資・撤退を判断し、資本効率の高い事業ポートフォリオを再構築する施策が初めて具体化された。