鋼材価格下落による減収減益
FY2017-Q2に初出。22回の記載のうち10回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
カノークスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに0社。
- FY2026価格変動に加え価格転嫁困難と資金調達リスクを明示有価証券報告書
「当社グループの業績は、鋼材価格の変動に影響を受ける側面を有しており、鋼材価格の市況動向把握に日々努めておりますが、急激かつ大幅に鋼材価格が変動し、価格転嫁が困難な場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。併せて、これらの流通過程で発生し得る在庫過多、品切れ、資金調達等のリスクについても、販売先の使用量及び仕入メーカーの生産量等の情報を迅速に分析し、合理的に対応するよう努めております。」
従来の鋼材価格の下落・変動リスクから、急激な価格変動時の価格転嫁困難と、在庫・品切れに加え資金調達リスクを含む記載へ広がっている。 - FY2025対処有価証券報告書
「近年の鋼材価格の大幅な上昇を背景に当社グループの運転資金ニーズが増加したことから、有利子負債は大きく増加しましたが、足下の鋼材価格の水準は概ね安定しており、有利子負債の圧縮を進めております。」
鋼材価格の急激な変動リスクは継続しているが、足元の価格水準は概ね安定し、有利子負債の圧縮を進めていると説明している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「鋼材価格の大幅な上昇が続いておりますが、市中在庫は依然として高い水準にあり、今後の価格動向は不透明な状況にあります。」
鋼材価格の上昇継続と、市中在庫の高水準による今後の価格動向の不透明感を継続して記載している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当社を取り巻く鉄鋼業界においては、原材料価格の高騰などの影響を受け、鋼材価格の上昇が継続している一方で市中在庫は高い水準にあるため、今後の価格動向は不透明な状況にあります。」
原材料価格高騰を背景とする鋼材価格の上昇継続と、市中在庫の高水準による今後の価格動向の不透明感を継続して記載している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「また、当社を取り巻く鉄鋼業界においては、輸入原材料と諸コストの値上がり影響を受け、大幅な鋼材価格の上昇が継続しています。昨年度は供給不足も重なっての上昇であったものが、足元は市中在庫が極めて高い水準にあり、今後の価格動向は不透明な状況にあります。」
鋼材価格の上昇が継続する一方、上昇要因が供給不足から輸入原材料・諸コストの値上がりへ移り、足元では市中在庫が極めて高水準となり、今後の価格動向が不透明と記載されている。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「当社グループを取り巻く環境では、引き続き鋼材市況が上昇傾向を辿り、また国内自動車生産においては回復の兆しはみられるものの、半導体やその他部品の調達難により減産が続いております。」
鋼材市況が上昇傾向を続けているとの状況説明を継続している。急激な鋼材価格変動が業績に影響するテーマとの関係では、価格上昇局面の記載が続いている。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「当社を取り巻く鉄鋼業界においては、国内鉄鋼メーカーの生産拠点の整備が進む中、鋼材供給の逼迫化、原材料価格の高騰や海外鉄鋼メーカーの輸出調整などにより世界的に鋼材価格の大幅な上昇が続いております。」
鋼材供給の逼迫、原材料価格の高騰、海外鉄鋼メーカーの輸出調整を背景とする世界的な鋼材価格上昇が継続している。 - FY2022-Q2再定義有価証券報告書
「また、当社を取り巻く鉄鋼業界においては、国内鉄鋼メーカーの生産拠点の整備が進む中、鋼材供給の逼迫化、原材料価格の高騰や海外鉄鋼メーカーの輸出調整などにより世界的に鋼材価格の大幅な上昇が続いております。」
従来の鋼材価格下落・変動リスクや前年度水準の維持という記載から、鋼材供給の逼迫、原材料価格高騰、海外メーカーの輸出調整を背景とする世界的な鋼材価格上昇局面の説明へ変化している。 - FY2022-Q1再定義有価証券報告書
「当社グループを取り巻く環境では、鋼材市況が上昇傾向を辿り、また国内自動車生産においても回復の兆しが少しずつみられるようになりました。」
前年度に記載された鋼材価格下落・急激な下落リスクの状況から、当四半期は鋼材市況が上昇傾向にあるとの説明に変化した。 - FY2021再掲有価証券報告書
「当社グループの業績は、鋼材価格の変動に影響を受ける側面を有しており、鋼材価格の市況動向把握に日々努めておりますが、急激かつ大幅に鋼材価格が下落した場合には経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
鋼材価格の急激かつ大幅な下落が業績に影響するリスクと、市況動向を把握する対応を継続している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当社グループの業績は、鋼材価格の変動に影響を受ける側面を有しており、鋼材価格の市況動向把握に日々努めておりますが、急激かつ大幅に鋼材価格が下落した場合には経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
鋼材価格の急激かつ大幅な下落が業績に影響するリスクと、市況動向を把握する対応を継続して記載している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「また、鋼材市況においても前年度の水準を維持してきましたが、先行きは弱含む懸念を有しております。」
鋼材市況は前年度水準を維持している一方、先行きについて弱含みの懸念が新たに明示されている。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当社グループを取り巻く環境においては、わが国の粗鋼生産量は5,067万トンと前年同期比で3.0%減となりましたが、鋼材市況においては、引き続き前年度の水準を維持して推移しました。」
前四半期に続き、鋼材市況は上昇ではなく前年度の水準を維持して推移したと記載している。 - FY2020-Q1鋼材市況は上昇基調から前年度水準の維持へ有価証券報告書
「鋼材市況においては、引き続き前年度の水準を維持して推移しました。」
前四半期までの鋼材市況の上昇基調の記載から、当四半期は前年度の水準を維持しているとの説明に変化した。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループの業績は、鋼材価格の変動に影響を受ける側面を有しており、急激かつ大幅に鋼材価格が変動した場合には経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
鋼材市況が上昇基調にある状況でも、鋼材価格の急激かつ大幅な変動リスクを継続して記載している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「鋼材市況においては、引き続き上昇基調を維持して推移しました。」
鋼材市況が上昇基調を維持しているとの状況説明を継続している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「また、鋼材市況も引き続き上昇基調を維持して推移しました。」
鋼材市況が上昇基調を維持しているとの状況説明を継続している。 - FY2019-Q1再定義有価証券報告書
「また、鋼材市況は前年度より上昇基調を維持して推移しました。」
前年度の鋼材価格下落および価格変動リスクの記載から、当第1四半期は鋼材市況が上昇基調を維持しているとの状況説明に変化した。 - FY2018再定義有価証券報告書
「当社グループの業績は、鋼材価格の変動に影響を受ける側面を有しており、急激かつ大幅に鋼材価格が変動した場合には経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
前年度の鋼材価格下落による減収という具体的な事象から、価格の上昇・下落を問わない鋼材価格変動リスクとして記載が一般化した。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「年間を通じての鋼材価格は下落基調が続いた影響を受け、当社グループの売上高は、平均販売単価下落によって前年度を下回り、1,063億30百万円(前年同期比2.6%減)となりました。」
鋼材価格・平均販売単価の下落が通期の減収として実際の業績に表れた。ただし採算改善により利益は増加しており、従来の「減収減益」から「減収増益」へ結果は変化している。 - FY2017-Q3削除有価証券報告書
「このような状況下、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は782億91百万円と前年同期比で4.9%減収になりましたが採算改善に努め、営業利益は13億6百万円(同0.5%増)、経常利益は14億1百万円(同1.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億60百万円(同1.7%増)とそれぞれ増益になりました。」
売上高は減少しているが、鋼材価格下落が減収減益の主因であるとの前四半期の記載は、本 filing では確認できない。 - FY2017-Q2初出有価証券報告書
「当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は512億31百万円(前年同期比7.1%減)、営業利益は8億32百万円(同3.5%減)、経常利益は8億68百万円(同2.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億94百万円(同1.0%減)であり、主に鋼材価格下落の影響によって減収減益の結果となりました。」
鋼材価格の下落が減収減益の主な要因になったと会社自身が説明している。