職人不足による完工遅延・住宅工事制約
FY2024-Q3に初出。8回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2024。直近の記載は2026-08-07。
フクビ化学工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。14社中6社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに7社。
- 2026-08-07悪化決算
「工事人員の不足が顕在化しており、工事機能の需要が急速に高まっています。」
工事人員不足が引き続き顕在化していることを記載した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「また、建設業界全体の構造的課題である人手不足と高齢化は引き続き顕在化しており、生産性向上や施工省力化へのニーズは高まりつつあります。」
職人・工事人員不足と高齢化が引き続き顕在化し、施工能力の制約と省力化ニーズが強まっていると記載。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「建設業界では、省エネ・脱炭素化・公共施設等の老朽化対策などの要請の高まりから、断熱・改装・改修分野の建設投資が増加傾向にあり、今後も市場の拡大が見込まれる一方、工事人員の不足が顕在化しており、工事機能の需要が急速に高まっています。」
職人不足に加え、工事人員不足が顕在化していると記載。工事需要の拡大機会と同時に、施工能力の制約がより明確化された。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「非住宅建築分野においても職人不足による停滞状態が続いており、2024年4月~9月の民間非居住建物着工数は、棟数29千棟(同4.6%減)、床面積17,972千㎡(同9.6%減)となりました。」
職人不足による非住宅建築分野の停滞が続き、民間非居住建物の着工棟数・床面積の前年同期比減少として実績化。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当グループが主要マーケットとする国内住宅業界では、アフターコロナの消費行動の変化や建設コスト増の影響もあり住宅着工戸数は依然として厳しい状況が続くと予想されます。建設現場での人手不足や高齢化が深刻化し、職人の確保や技術継承なども懸念しています。」
職人不足リスクについて、人手不足・高齢化の深刻化に加え、職人確保と技術継承への懸念を明示。 - FY2024-Q3初出有価証券報告書
「建築資材事業では、新築、リフォーム問わず求められる高断熱化に注力し、高性能フェノール断熱材『フェノバボード』が大幅に伸長しました。また、省力化・高耐久に注力した製品群も好調で、食品工場、クリーンルームなどに最適な窯業系不燃R巾木 『ソリッドライン』、浴室開口枠額縁『UB枠』などが伸長しましたが、大幅な着工減、職人不足による完工遅延が影響し売上は弱含みしました。」
職人不足が完工遅延を通じて建築資材事業の売上に影響したという、従来の住宅需要減少や材料高とは区別できる供給側のリスクを初めて独立して記載。