在庫圧縮に伴う一時的な在庫評価損
FY2018-Q3に初出。12回の記載のうち3回が「再掲」。直近の記載はFY2024。
ウイルコホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。10社中5社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに4社。
- FY2024対処有価証券報告書
「通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額は、次のとおりであります。」
棚卸資産の簿価切下額は前年の114百万円から当年度6百万円へ減少しており、在庫評価損の負担は縮小している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「出版事業については、引き続き返本を減少させるために新刊数を抑え、2年以内の完売を目指すことが出来る書籍に企画段階から絞り込みを行い対処してまいります。」
返本・在庫評価損に関するリスクへの対応として、新刊数を抑え、企画段階から短期間で完売可能な書籍に絞り込む方針が示されている。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額は、次のとおりであります。」
棚卸資産の収益性低下による簿価切下額が当年度に123百万円計上され、在庫評価損の影響が数値化されている。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「第1四半期の出版事業における予想外の返本と在庫評価損をカバーするには至らず」
予想外の返本と出版在庫の評価損による影響が引き続き知育事業の損益を押し下げている。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「出版事業において予想を上回る返本並びに出版在庫の評価損が生じたため」
在庫評価損のリスクが、予想を上回る返本と出版在庫の評価損の発生として実際に現れている。 - FY2021対処有価証券報告書
「コスト面では、在庫の積極的圧縮と前期に実施した経費削減策の効果もあり、損益面では改善しました。」
過去に発生していた在庫評価損リスクに対し、当年度は在庫を積極的に圧縮し、知育事業の損失も縮小している。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「利益の面では、在庫の評価減を積極的に行ったこともあり、セグメント利益は26百万円の損失(前年同期は102百万円の損失)となりました。」
在庫評価減が引き続き実施され、知育事業は損失を計上している。損失額は前年同期より縮小しているが、評価減に伴う負担は残っている。 - FY2019悪化有価証券報告書
「昨年下期の意欲的な発刊が今上期の在庫増加を招き、在庫の一時的評価減を行った結果、セグメント利益は240百万円の損失(前年同期は199百万円の利益)となりました。」
発刊数増加に伴う在庫増加と一時的評価減が、知育事業を黒字から240百万円の損失へ転じさせる要因となっている。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「昨年下期における発刊数の大幅な増加が、今上期の在庫増加につながり、当該在庫に関わる評価減を行った結果、一時的な損失が発生し、セグメント利益は104百万円の損失(前年同期は103百万円の利益)となりました。」
発刊数増加に伴う在庫増加と評価減による一時的損失が発生し、知育事業のセグメント利益が損失へ転じている。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「利益面では為替対策やグループシナジーによる原価低減策は功を奏しましたが、発刊数増加に伴う在庫増加により、一時的な評価上の損失が増加した結果、セグメント利益は102百万円の損失(前年同期は39百万円の利益)となりました。」
在庫圧縮に伴う一時的評価損という従来の説明から、発刊数増加に伴う在庫増加と評価上の損失増加へと変わり、知育事業の損失発生に結び付いている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「在庫費用削減のため、在庫圧縮を図った結果一時的な在庫評価損が発生いたしましたが」
在庫圧縮に伴う一時的な在庫評価損の発生が、通期でも確認されている。 - FY2018-Q3初出有価証券報告書
「在庫圧縮を図ったことにより一時的な在庫評価損が発生いたしましたが、」
在庫圧縮の実施に伴い、一時的な在庫評価損が実際に発生したことが初めて記載されている。