棚卸資産の長期滞留・劣化リスク
FY2019に初出。8回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020。直近の記載はFY2026。
シードがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。7社中3社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに7社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末において収益性の低下が認められた棚卸資産について、上記方法に基づく簿価切下げによる評価損244,164千円を売上原価に計上しております。」
棚卸資産評価損が前期の90,892千円から244,164千円へ増加し、在庫の収益性低下リスクが拡大した。 - FY2025棚卸資産評価損が縮小有価証券報告書
「当連結会計年度末において収益性の低下が認められた棚卸資産について、上記方法に基づく簿価切下げによる評価損90,892千円を売上原価に計上しております。」
棚卸資産の収益性低下は引き続き発生しているが、評価損は前期の387,678千円から90,892千円へ縮小した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度末において収益性の低下が認められた棚卸資産について、上記方法に基づく簿価切下げによる評価損379,161千円を売上原価に計上しております。」
棚卸資産の収益性低下が実現し、評価損379,161千円を計上した。欧州で制度変更に備えて積み上げた在庫の出荷期限到来・終売も評価損の要因となった。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度末において収益性の低下が認められた棚卸資産に対して、上記方法に基づく簿価切下げによる評価損141,448千円を計上しております。」
長期滞留等による棚卸資産の収益性低下が、141,448千円の評価損計上として実現した。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「また、当第2四半期において、売れ行きが予定を下回っている「JILL STUART 1day UV」の在庫について、30百万円の評価損を第1四半期計上分に加えて原価の中で処理しております。」
販売計画を下回ったJILL STUART 1day UVについて、第1四半期分に加えて30百万円の棚卸資産評価損を計上し、在庫滞留・劣化リスクが継続して実現した。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、現在の市場状況を勘案し、売れ行きが予定を下回っている「JILL STUART 1day UV」の既存カラー在庫について、約170百万円の評価損を原価の中で処理しております。」
販売計画を下回った「JILL STUART 1day UV」の既存カラー在庫について、約1億7,000万円の評価損を実際に計上した。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「「JILL STUART 1day UV」につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みマーケティング方針を変更し、出荷数が当初計画を下回って推移していることから、有効期限内での出荷が困難な在庫金額を見積り、たな卸資産評価損607,000千円として特別損失に計上しました。」
販売計画未達と有効期限内の出荷困難により、「JILL STUART 1day UV」の棚卸資産評価損607,000千円を実際に計上した。 - FY2019初出有価証券報告書
「市場環境の急激な変化、競合商品の参入等により販売環境が変化し棚卸資産が長期間滞留してしまった場合、有効期限が到来する棚卸資産については棚卸資産評価損を計上する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を与える可能性があります。」
製品に有効期限があることを前提に、市場環境や競合参入による在庫滞留と評価損計上の可能性を記載している。