新型コロナウイルス感染症による売上減少・店舗休業・生産遅延
FY2020に初出。16回の記載のうち7回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2025。
ジーイエットがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。16社中5社が悪化側に。
直近の記載が「削除」なのは、ほかに10社。
- FY2025削除有価証券報告書前期まで事業等のリスクとして記載されていた新型コロナウイルス感染症による店舗休業・売上減少・生産遅延の具体的な記載は、本有価証券報告書のリスク項目では確認できない。
- FY2024再掲有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症につきましては、変異株による感染急拡大等が発生した場合、商品調達面での影響に加え、政府や自治体における営業制限の実施や消費者の行動抑制などにより、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。」
社会経済活動の正常化後も、変異株の感染急拡大等を条件とする商品調達・営業制限・消費者行動への影響リスクを継続して記載している。 - FY2024-Q3後退有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたことにより、社会経済活動の正常化が進む一方」
感染症による店舗休業・外出自粛等の直接的な実績影響を中心とする段階から、5類移行後の社会経済活動の正常化を前提に、残る経済的リスクを記載する段階へ移っている。 - FY2024-Q1後退有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和により、経済活動・社会活動の正常化が進んだことで緩やかな回復基調がみられるものの、資源価格や原材料価格の高騰、インフレによる生活費の上昇等により経済活動を下押しする要素も多く、先行きの不透明な状況が続いております。」
感染症による店舗休業・外出自粛等の実績影響を中心とした記載から、行動制限緩和と社会活動の正常化を認識しつつ、将来の不透明性を記載する形へ弱まっている。 - FY2023後退有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症につきましては、変異株による感染急拡大等が発生した場合、商品調達面での影響に加え、政府や自治体における営業制限の実施や消費者の行動抑制などにより、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。」
感染症による過去の売上・客数への実績影響を中心とした記載から、変異株による感染急拡大等が発生した場合の将来リスクを条件付きで記載する形へ移っている。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が当社の事業に与える影響については、今後の状況を注視してまいります。」
感染症の事業影響を引き続きリスクとして認識し、今後の状況を注視するとの記載を継続している。 - FY2023-Q1後退有価証券報告書
「なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が当社の事業に与える影響については、今後の状況を注視してまいります。」
感染症の事業影響を引き続きリスクとして認識しているが、まん延防止等重点措置の解除や消費活動の正常化に向かう状況を背景に、従来の具体的な売上・客数への実績影響を中心とする記載から、今後の状況を注視する表現へ弱まっている。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の影響により、旅行や帰省などの外出需要の低下、外出自粛による客数の減少に加え、前事業年度末に対し11店舗減となり、売上高は前期に比べ1,561百万円減少し18,155百万円となりました。」
感染症に伴う外出需要低下・外出自粛が客数減少と減収として通期にも実際に表れている。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期累計期間における売上概況としては、新型コロナウイルス感染症防止のための不要不急の外出自粛、営業時間短縮が大きく影響した昨年度と比較し、第1四半期は持ち直し傾向が見られたものの、第2四半期以降、新型コロナウイルス感染症拡大状況の影響による客数の減少が続きました。これらの結果、既存店客数は7.0%減となりました。」
感染症拡大状況の影響による客数減少が第2四半期以降も続き、既存店客数は前年同期比7.0%減となった。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「第2四半期においては、お盆商戦が振るわず、客数が大幅に減少しました。これらの結果、既存店売上高は、前年同四半期比4.9%増、既存店客数は3.3%減、既存店客単価は8.5%増となりました。」
感染症拡大防止に伴う外出自粛・営業時間短縮・施設休館等の影響が続くなか、お盆商戦の不振と客数3.3%減少として影響が実際に表れた。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の拡大が当第1四半期累計期間の業績に一定程度影響を与えたものの、会計上の見積りに重要な影響を与えるものではないと判断しております。しかし、今後の感染症拡大によるリスクの高まりにより、当社の業績に影響を与える可能性があります。」
感染症は当四半期業績に一定程度影響したとしつつ、今後の感染拡大による業績影響の可能性を引き続きリスクとして記載している。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「6月は個人消費に回復の兆しが見えたものの、その後の第2波、第3波による感染再拡大に伴う生活様式の変化、旅行・帰省などの外出需要の減少により、客数が大幅に減少しました。」
感染再拡大と生活様式・外出需要の変化が、通期の客数減少、既存店売上高18.6%減、売上高23.0%減として実際に発生した。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「しかしながら生活様式の変化、旅行・帰省などの外出需要の減少により、客数が大幅に減少しました。」
新型コロナウイルス感染症の影響下で生活様式が変化し、旅行・帰省等の外出需要減少を通じて客数の大幅減少が実際に発生したと記載している。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「なお、新型コロナウィルス感染症拡大の影響が長期化することで、当社の経営に影響を及ぼすリスクがありますが、当社の手元流動性に関して、2021年2月期第2四半期末時点において、43億円の現金及び預金を保有する一方、銀行借入金は無く、十分な手元流動性を確保しております。」
新型コロナウイルス感染症の影響長期化を引き続き経営リスクとして記載し、手元流動性について43億円の現金及び預金と銀行借入金がないことを示した。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「しかしながら、当第1四半期累計期間における売上概況としては、新型コロナウイルス感染症防止のための不要不急の外出自粛、営業時間短縮、出店施設の休館などにより客数が大幅に減少しました。特に4月に緊急事態宣言が全国を対象に発令以降は急速に悪化し、当第1四半期累計期間における最大の商戦であるゴールデンウイークの販売にも大きな影響がありました。」
新型コロナウイルス感染症による外出自粛、営業時間短縮、施設休館、緊急事態宣言が実際に客数減少とゴールデンウイーク販売への影響として発生した。 - FY2020初出有価証券報告書
「また新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しており、当社の業績に影響を及ぼす可能性がありますが、提出日現在において客観的に見積もることは困難であります。これらの影響で、2020年3月~4月の売上実績は51%減少しております。」
新型コロナウイルス感染症を新たな業績リスクとして初めて記載し、店舗休業・営業時間短縮・集客減少・アジア生産遅延を影響要因として挙げるとともに、2020年3月~4月の売上実績51%減少を記載している。