中国生産依存と仕入ルート分散化
FY2016に初出。27回の記載のうち14回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017-Q3。直近の記載はFY2026。
ワークマンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。30社中20社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに7社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当社の取扱商品は、国内取引メーカー及び自社企画を含め、その多くを中国やASEAN諸国で製造しております。そのため、当該地域における政治・経済情勢の変動、感染症の流行等により、商品の安定供給に支障をきたすリスクがあります。このような事態が発生した際、第三国からの代替調達を進めるものの、調達遅延による販売機会の損失や調達費用の増加が想定され」
中国・ASEAN諸国での製造依存と、政治・経済情勢や感染症による安定供給への影響を、第三国調達時の遅延・費用増加まで含めて主要リスクとして記載している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「商品仕入において中国への依存度が高くなっているため、当社では、仕入ルートの分散化に取り組んでおります。また、製造拠点である中国やASEAN諸国の政治・経済及び感染症等で予測しがたい事態が発生し、製品の輸入に支障をきたした場合、不足した商品を第三国から調達することになります。」
中国・ASEANの製造拠点への依存、政治・経済・感染症による輸入支障、第三国調達の必要性を継続して記載している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「商品仕入において中国への依存度が高くなっているため、当社では、仕入ルートの分散化に取り組んでおります。また、製造拠点である中国やASEAN諸国の政治・経済及び感染症等で予測しがたい事態が発生し、製品の輸入に支障をきたした場合、不足した商品を第三国から調達することになります。」
中国依存、ASEANを含む製造拠点の政治・経済・感染症リスク、第三国調達の必要性を継続して記載している。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「この結果、当第3四半期累計期間では、暖冬による防寒商品の販売低迷や円安の長期化に伴い、チェーン全店売上高は1,413億68百万円(前年同期比2.5%増、既存店前年同期比2.1%減)、営業総収入1,061億62百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益206億78百万円(前年同期比0.4%減)、経常利益210億86百万円(前年同期比0.5%減)、四半期純利益130億86百万円(前年同期比0.9%減)となりました。」
円安の長期化が業績への影響要因として引き続き記載されている。事業等のリスク欄では重要な変更はないとしている。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「また、円安による仕入価格の高騰や業態の垣根を越えた競争の激化で経営環境は厳しさを増しております。」
円安による仕入価格高騰と業態を越えた競争激化を挙げ、調達コスト・競争環境の厳しさが増していると記載している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、コロナ禍からの経済再開で法人需要は回復基調となりましたが、円安による仕入コストの上昇や業態を超えた競争の激化で厳しい経営環境が続いております。」
円安による仕入コスト上昇と業態を超えた競争激化が続く厳しい環境を再確認している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「商品仕入において中国への依存度が高くなっているため、当社では、仕入ルートの分散化に取り組んでおります。また、製造拠点である中国やASEAN諸国の政治・経済及び感染症等で予測しがたい事態が発生し、製品の輸入に支障をきたした場合、不足した商品を第三国から調達することになります。」
中国依存、ASEANを含む製造拠点の政治・経済・感染症リスク、第三国調達の必要性を継続して記載している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、季節的要因や新型コロナによる制限緩和などの追い風があったものの、世界的な資源価格の高騰や円安進行の煽りを受け、依然として厳しい経営環境が続いております。」
世界的な資源価格の高騰と円安進行が、海外調達・仕入コスト面の厳しい環境要因として継続して記載されている。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「しかしながら、円安や原材料価格の高騰、中国ロックダウンの影響による納期遅延などで厳しい経営環境が続いております。」
円安、原材料価格の高騰、中国ロックダウンによる納期遅延を含む海外調達・供給面の厳しい環境を継続して記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、猛暑の影響により前倒しで夏物商戦が活況となりましたが、法人需要は依然として低調に推移、さらに円安の進行や原材料等の高騰、中国ロックダウンの影響による納期遅延など、経営環境は厳しさを増しております。」
円安、原材料等の高騰に加え、中国ロックダウンの影響による納期遅延が記載され、海外調達・供給面のリスクが一段と具体化している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「商品仕入において中国への依存度が高くなっているため、当社では、仕入ルートの分散化に取り組んでおります。また、製造拠点である中国やASEAN諸国の政治・経済及び感染症等で予測しがたい事態が発生し、製品の輸入に支障をきたした場合、不足した商品を第三国から調達することになります。その際、不足数量が多いほど調達に時間がかかり、販売の機会損失が想定され、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
中国依存に加え、ASEAN諸国、感染症、第三国調達時の調達遅延と販売機会損失を具体化している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、経済活動の停滞や天候不順の影響により法人向けユニフォームが低調に推移したほか、円安や原材料、配送運賃など仕入コストの上昇圧力が強く、厳しい経営環境となっております。」
円安、原材料、配送運賃を新たな仕入コスト上昇要因として挙げ、調達コストの上昇圧力を記載している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、天候不順による夏物商品の販売低迷のほか、円安や海外生産地の人件費・原材料費及び海上輸送コストの高騰で仕入価格の上昇圧力が強く、厳しい経営環境となっております。」
従来の海外生産地の人件費・原材料費上昇に加え、海上輸送コストの高騰を挙げ、仕入価格上昇圧力の強まりを記載している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、製造拠点である中国やASEAN諸国の政治・経済及び感染症等で予測しがたい事態が発生し、製品の輸入に支障をきたした場合、不足した商品を第三国から調達することになります。その際、不足数量が多いほど調達に時間がかかり、販売の機会損失が想定され」
従来の中国依存・感染症リスクに加え、ASEAN諸国を含む製造拠点のリスクと、第三国調達に伴う調達遅延・販売機会損失を具体化している。 - FY2020感染症要因を追加有価証券報告書
「商品仕入において中国への依存度が非常に高くなっているため、当社では、仕入ルートの分散化に取り組んでおりますが、中国の政治・経済及び感染症等で予測しがたい事態が発生し、製品の輸入に支障をきたした場合、不足した商品を中国以外から調達することになります。」
従来の中国の政治・経済リスクに加え、感染症を輸入支障の要因として明示している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、機能性ウエアの需要が高まり、業界の垣根を越えた競争の激化や、中国等海外生産地の人件費高騰、さらには国内物流費の上昇など仕入コストの上昇圧力が強く、厳しい経営環境が続いております。」
海外生産地の人件費高騰に加え、国内物流費の上昇などによる仕入コスト上昇圧力が強い厳しい環境を再確認している。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、東京オリンピックやインバウンド向け建設需要の増加が市場全体を押し上げる一方、海外生産地の人件費、原料費の高騰による仕入コストの上昇や、ECサイトとの競合など厳しい経営環境が続いております。」
海外生産地の人件費・原料費高騰による仕入コスト上昇と、ECサイトとの競合が続く厳しい環境を再確認している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「中国など海外生産地の人件費や原料費の高騰、また、国内では人手不足による物流費の上昇などコストアップ圧力が強く、厳しい環境が続いております。」
海外生産地の人件費・原料費高騰に加え、国内の人手不足による物流費上昇を挙げ、調達・物流コスト圧力を記載している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、東京オリンピック効果や、訪日外国人旅行者増加による建設需要の拡大で、引き続き好調に推移する一方、中国をはじめ海外生産地の人件費及び国内物流費の上昇で環境は厳しさを増しております。」
海外生産地の人件費上昇に加え、国内物流費の上昇も挙げられ、調達・物流コストをめぐる厳しい環境が増していると記載している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、猛暑対策で「空調ファン付き作業服」の人気によりウエアの販売が大幅に増えた一方、海外生産地での人件費高騰、資源高、円安傾向などから仕入価格が上昇しており、厳しい経営環境が続いております。」
海外生産地の人件費高騰に加え、資源高と円安傾向による仕入価格上昇が記載され、調達コスト面のリスク要因が広がっている。なお、数値による特定はないが、仕入価格の上昇は実際の状況として記載されている。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、夏物商戦は好調な立ち上がりとなりましたが、海外生産地における人件費及び原材料費高騰によるコスト上昇に加え、スポーツシューズ業界も安全靴を販売するなど業態を超えた競争の激化で厳しい経営環境が続いております。」
海外生産地の人件費・原材料費高騰によるコスト上昇が続く厳しい環境を再確認している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「商品仕入において中国への依存度が非常に高くなっているため、当社では、仕入ルートの分散化に取り組んでおりますが、中国の政治・経済に予測しがたい事態が発生し、製品の輸入に支障をきたした場合、不足した商品を中国以外から調達することになります。」
中国への高い調達依存と、輸入障害時の代替調達・販売機会損失のリスクを再確認している。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、好調な企業業績に牽引されて法人需要は堅調に推移しましたが、円安や海外生産地の人件費及び原材料の高騰により仕入価格が上昇、加えてネット販売の台頭など業態を超えた競争の激化で楽観視出来ない経営環境が続いております。」
円安に加え、海外生産地の人件費・原材料費の高騰による仕入価格上昇が続き、調達コスト面のリスクが拡大している。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「しかしながら、海外生産地の人件費および原材料費の高騰など仕入価格が上昇しており、厳しい経営環境が続いております。」
海外生産地の人件費高騰に加え原材料費も高騰し、仕入価格の上昇が記載されている。海外生産・調達に伴うコスト面のリスクがより広がっている。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、夏物商戦は好調に立ち上がりましたが、海外生産地の人件費高騰など仕入コストの上昇や業態を超えた価格競争の激化で、厳しい経営環境が続いております。」
海外生産地の人件費高騰による仕入コスト上昇と、業態を超えた価格競争の激化が続く厳しい環境を再記載している。 - FY2017-Q3悪化有価証券報告書
「ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、夏物・冬物商戦ともに天候不順の影響はありましたが、堅調に推移しました。しかしながら、競合他社との価格競争の激化や海外生産拠点の人件費上昇等によるコストアップなどで厳しい経営環境が続いております。」
海外生産拠点の人件費上昇によるコストアップが現下の厳しい経営環境の要因として記載され、海外生産に伴うコスト面のリスクが顕在化・拡大している。 - FY2016初出有価証券報告書
「商品仕入において中国への依存度が非常に高くなっているため、当社では、仕入ルートの分散化に取り組んでおりますが、中国の政治・経済に予測しがたい事態が発生し、製品の輸入に支障をきたした場合、不足した商品を中国以外から調達することになります。」
中国への高い調達依存をリスクとして認識し、仕入ルート分散化に取り組んでいると記載している。